1981 ワールドシリーズ 


長期ストライキが行われた、変則日程となったシーズン。100数試合しか行われず
観客動員数では、ナ・リーグが12,478,390人、ア・リーグが14,065,986人。前年比で
ナが8,645,694人減、アが7,824,066人減という数字になった。

(><)「ファンを裏切る行為ではないか」という声がたくさんあがり、
     事実、私もそう思った一人でした。

なんとかストが終結して、シーズンが再開。
ここで優勝チームをどうするか?ということで紛糾。結局、前、後期の各地区の
最高勝率のチームでミニプレーオフ(5試合制)を行うことで決着。

ナ・東がフィリーズ(前期1位)とエクスポス(後期1位)、
西がドジャース(前期1位)とアストロズ(後期1位)
ア・東が、ヤンキース(前期1位)とブリューワーズ(後期1位)
西が、アスレチックス(前期1位)とロイヤルズ(後期1位)の対戦となった。

ナ・東は、エクスポスが2連勝。このままいくかと思いきや、フィリーズが息を
吹き返して2連勝。2勝2敗のタイに。だが、最終戦でエクスポスがふりきり
NLCS(ナ・リーグ優勝決定戦)へ。

ナ・西は、アストロズが2連勝。ここもこの後ドジャースが奇跡の粘りで3連勝でNLCSへ。

ア・東は、ヤンキース2連勝の後、ブリューワーズも意地をみせて2連勝。最終戦は
ヤンキースがものにしてALCS(ア・リーグ優勝決定戦)へ。

西は、アスレチックスがロイヤルズをスイープ(3連勝)してALCSへ。

NLCSは、ドジャース先勝の後、エクスポスが2連勝して王手。
しかし、ここから再びドジャースが脅威に粘りで連勝してワールド・シリーズへ。

(^^)シーズントータル63勝のドジャースが60勝のエクスポスに勝った
ということで、一応、勝率どおりということになりましたね。

ALCSは、ヤンキースがアスレチックスをスイープ

(><)シーズントータル59勝のヤンキースが64勝のアスレチックスを
破ったということで、アスレチックスは悔しい負けだったでしょうね。

ドジャース対ヤンキース 3年ぶりの対決

(^^)この2チームは、77年、78年と2年連続して対決しています。
その2年ともヤンキースが世界一になっています。

ポストシーズン連勝のヤンキースが2連勝でスタート。
5−3、3−0でリリーフのゴセージが2セーブと完璧な試合展開。

(^^)地元での連勝で「気分は最高!」

But,ここで、この年、新人王とサイヤング賞をダブル受賞した”メキシコの怪童”
F・バレンズエラが仁王立ち。第3戦で9安打されながら、4失点で完投勝利。
これで流れは、大都市N・Yからカリフォルニアへ。

その後、一気に3連勝して、65年以来のワールド・チャンピオン!!

(^^)MVPには、史上初の3人が選ばれました。
ロン・セイ三塁手
スティーブ・イエーガー捕手
ペドロ・ゲレーロ外野手