東のヤンキース、西のエンジェルスといわれる程、ここ数年、大金をはたいて
スター選手を集めている。
今季も観客一人につき50セントという付帯条件をつけてMr・オクトーバーの
レジー・ジャクソンを加入させた。
打高投低というのがシーズン前の評判だった。
ところが、開幕するとこれが逆に出た。
特に開幕12試合は、9勝3敗のスタート。
この間の防御率が1.48と投手陣が頑張った。
リリーフのドン・アーシー、ダグ・コーベットが故障で不振だったが
シーズン終了まで頑張り、リーグ2位の3.28という
素晴らしい成績を残した。
18勝のジェフ・ザーンを頭に、ケン・フォーシュが13勝、スティーブ・レンコーが11勝、
ブルース・キーソン10勝と先発陣が奮闘した。
5月下旬にL・Aから拾ったデイブ・ゴルツが中継ぎで8勝、8月31
日にヤンキースから
獲得したトミー・ジョンが先発に入り回転を楽にしたのも大きかった。
打のほうでは、39HRでゴーマン・トーマス(ブリューワーズ)と本塁打王を分け合った
ジャクソンが101打点と額面通りに働いた。
それ以上だったのが、ダグ・デシンセ。.301、30HR、97打点と突然の打撃開眼。
チームMVPに輝いた。
ロッド・カルーが.309、フレッド・リンが.299、ドン・ベイラーが21勝利打点
と働いた。
主に、8,9番を打ったティム・フォーリとボブ・ブーンは、多くの
犠打を決めるなど
細かい攻めの中心として大活躍した。
シーズンでは、同型チームのロイヤルズとの一騎打ちが続き、9月
20日からの
天王山に3連勝したのがものをいって161試合目に
1979年以来、2回目の
地区優勝を果たした。
★タイトルホルダー
レジー・ジャクソン 本塁打王 39
★月間MVP
8月 ダグ・デシンセ 打率.392 11本塁打 28打点
★月間MVP投手
4月 ジェフ・ザーン 4勝無敗 防御率1.05 3完投 2完封
★週間MVP
8月2日ー8日 ダグ・デシンセ 1試合3本塁打を2回(大リーグタイ記録) 8本塁打 12打点
長打率1.542
★オールスター
ロッド・カルー
ボビー・グリッチ
レジー・ジャクソン
フレッド・リン
★ゴールドグラブ
ボブ・ブーン 捕手
★Retired Uniform Numbers
26 Gene Autry(ジーン・オートリー)
1961年ー1982年
1675勝1824敗 .479
<記録 きろく キロク>
●8月3日のツインズ戦、8日のマリナーズ戦とデシンセは史上初の一試合3本塁打を
一週間に2度達成した。
この週に8本塁打したが、7月29日から8月13日まで56打数28安打、12本塁打
23打点。わずか14試合でシーズンの40%をまとめて打った。
★正真正銘バカ当たりー!
●4月14日のマリナーズ戦の第一試合、延長20回ウラにブーンが、第二試合の延長
10回ウラにボビー・グリッチが共にサヨナラのタイムリー。5月まで延長戦8連勝を記録
したが、デシンセとジャクソンが共にサヨナラHR。5月13日のインディアンス戦では
ベニケスがまことに珍しいサヨナラ押し出し四球と開幕2ヶ月で5度もサヨナラ勝ち。
★ドタン場に強い!
<ベストオーダー> <先発> <リリーフ>
左 ブライアン・ダウニング ジェフ・ザーン ルイス・サンチェス
一 ロッド・カルー ケン・フォーシュ ダグ・コーベット
三 ダグ・デシンセ トミー・ジョン ドン・アーシー
右 レジー・ジャクソン ブルース・キーソン
指 ドン・ベイラー スティーブ・レンコー
中 フレッド・リン デイブ・ゴルツ
二 ボビー・グリッチ
遊 ティム・フォーリ
捕 ボブ・ブーン
★今のアナハイム エンジェルスのことです。知ってますよね。
この当時のエンジェルスのジャンパーを知ってます?背中にカリフォルニア州の地図の
マークが入っていたんですよ。(右上のロゴ)友人が着ていたんです。かっこよかった。
私は、買えませんでしたけど。
なぜか、まっ白なエンジェルスです。
でもこれ新製品なんです。変わっていることは確かです。
ニューエラのホンモノです。オススメ度★★★
発足は1961年。ロサンジェルスを本拠地でロサンジェルス・エンジエルス。
1966年に今のアナハイムに移転。カリフォルニア・エンジェルスに。
そして、1997年からアナハイム・エンジェルスに。
一貫して、Aは変わらず。
オススメ度★★★
エンジェルスは、英語の天使、旧名のロサンジェルスもスペイン語で
天使の意味で、語呂もよかったのでつけたということです。
ダブル天使はオススメ度★★★
今年のオールスターの得票数3位のゲレーロ。
人気、実力ともスーパースターになりました。
いまいち押しの選手です。
オススメ度★★★★