ちょっと昔のMLB 1982−20


Oakland Atletics(オークランド・アスレチックス)
アメリカン・リーグ西地区 5位 68勝94敗 .420


カリフォルニア州オークランド オークランド・コロシアム

オークランド・アスレチックス

前年(81年)にALCSでヤンキースにスイープされた悔しさを胸に
「打倒ヤンキース」「ワールドシリーズ制覇」を大目標にビリー・マーチンは
今シーズンに挑んだ。

80、81年と2年連続で大リーグでトップの完投数を誇っていた投手陣を軸に
3年目の今年こそといきごんでいたはずだった。

しかし、結果は見るも無残だった。

自慢の投手陣が野戦病院化してしまい、優勝候補の崩壊の第一要因となった。

スティーブ・マカティ(6勝3敗)、マイク・ノーリス(7勝11敗)、マット・キーオ(11勝18敗)
の3人が肩痛。
ブライアン・キングマン(4勝12敗)、トム・アンダーウッド(10勝6敗)の2人がヒジ痛。

なんとかシーズンを乗り切れたのは、リック・ラングフォード(11勝16敗)と
デイブ・ベアード(10勝9敗)の2人くらいのものだった。

その結果がリーグでケツから2番目の13位という4.54という防御率になった。

例年、春のオープン戦では先発陣は40回を投げることになっていたが、
今季は半分に減らしたことが崩壊の原因ともいわれた。

それでも開幕して18試合までは、防御率3.26でなんとかは踏ん張ってはいた。
81年の17勝1敗に対して8勝10敗だった。

この間の低迷の原因は打線にあった。

ここまでのチーム打率は.215。
2番を打つドゥエイン・マーフィーはとくにひどくて.101。
この打線の不調はシーズンを通して続いてしまいチーム打率.236は今季大リーグ最低。

典型的な投高打低チームが、投低打低になれば勝てません。

4月末の11勝11敗の5割がラインで、後はひたすら負けつづけた。

5、6月に6連敗を一度ずつ喫して、なんとか流れを変えるために臨んだ
オールスター明けのヤンキース戦で4連敗してしまい、事実上のジ・エンドに。

主砲トニー・アーマスが28本塁打、マーフィーが27本塁打で役を果たしたようだが
打率が.233と.239ではどちらも不合格だ。

移籍のデイビー・ロープスも28盗塁で足は健在だったが、打率.242では。。。。

唯一の明るい話題は、開幕から快調に走りつづけたリッキー・ヘンダーソンが
8月27日に1シーズンに最多盗塁記録を破る119個目を決めたが(130まで)
ガタガタになったチームにはなんの影響も与えなかった。

監督に就任したばかりの80年に前年の最下位から2位に引き上げ、
昨年は地区優勝させたマーチンもワールドシリーズ最終戦の10月28日に
解雇され、大期待のシーズンから大失望のシーズンとなってしまった。

しかし、マーチンには、はやくもヤンキース監督復帰の話がきているそうである。

★タイトルホルダー

リッキー・ヘンダーソン  盗塁王 130

トニー・アーマス ★月間MVP

なし

★月間MVP投手

なし

★週間MVP

8月23日ー29日 リッキー・ヘンダーソン 1シーズン最多盗塁新記録

★オールスター

リッキー・ヘンダーソン

★ゴールドグラブ

ドゥエイン・マーフィー 外野手

★Retird Unifom Numbers(永久欠番)

 1982年現在 なし

1901ー1982
5938勝6616敗 .473

<記録 きろく キロク>

●4月8日のエンジェルス戦(5時間31分)、12日のマリナーズ戦(5時間18分)
 20日のツインズ戦(5時間3分)と2週間で延長16回を3度も経験。
 12日のマリナーズ戦はダブルヘッダーで第2試合が2時間32分で
 一日で7時間50分も戦った。
     ★長時間労働ご苦労様です。

●新記録を作ったヘンダーソンは、ホワイトソックス戦とエンジェルス戦で本盗、
 ベテランのロープスも4月17日のマリナーズ戦で本盗を成功させた。
     ★本当(本盗)は、頭だよね!

●なんと日本流なのか、スクイズも多かった。
 トニー・フィリップスが2度、ウエイン・グロス、ダン・メイヤー、マーフィーが
 各5度も。
 8月20日のレッドソックス戦でグロスがサヨナラスクイズを決めた。
     ★苦肉の策というところでしょうね。

<ベストオーダー>        <スターター>         <ブルペン>

左 リッキー・ヘンダーソン    リック・ラングフォード     トム・アンダーウッド
中 ドゥエイン・マーフィー     ブライアン・キングマン    デイブ・ベアード
二 デイビー・ロープス      マイク・ノーリス         ボブ・オウチンコ
右 トニー・アーマス        マット・キーオ
指 ジエフ・バローズ
一 ダン・メイヤー
捕 マイク・ヒース
三 ウエイン・グロス
遊 ジミー・セクストン


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当初はナ・リーグ球団だった。
1901年からフィラデルフィア・アスレチックス。
約半世紀も監督をしたのが、コニー・マックだった。
今では、A’sは定番アイテムです。
オススメ度★★★

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アスレチックスは、「競技者」の意味で「選手」という意味で普通に
使われていました。
略してエイズです。(複雑。。。)
オススメ度★★★

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1955年にカンザスシティに移転。68年にオークランドに移転。
往年の名選手といえば、レフティ・グローブ(1925−33年)。
バイダ・ブルー(69−77年)の両左腕。
右投手ではキャットフィッシュ・ハンター(65−74年)
打者ではレジー・ジャクソン(67−75、87年)でいしょうか。
歴史のある球団です。オススメ度★★★★

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この一品だけは当時系のものです。
1972年から74年までの3年連続世界一になるなど黄金期を
思い出させてくれます。
この冬にぜひ一枚。
オススメ度★★★★★

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