Monthly News August


●82年の最高の記録的な話題としてリッキー・ヘンダーソン(アスレチックス)の
盗塁記録であろう。
開幕からほぼ1試合1盗塁のペースで、8月2日のマリナーズ戦で100の大台になり
自身が一昨年に記録したア・リーグ記録に並んだ。

そして、26日のブリューワーズ戦の1回に左腕コールドウェルの牽制で一塁を
誘い出されたが、果敢に二塁をおとしいれて118個目。ルー・ブロックの大リーグ
記録に並んだ。

翌27日の同カードの3回に119個目をきめて新記録達成した。さらにこの試合で
シーズン3度目の4盗塁して一気に122にしてしまった。
127試合目での達成は、ブロックよりも26試合も早かった。

今シーズンは打率は高くないが、極端なクラウチングフォームで四球が多く
トレードマークはヘッドスライディング。結局149試合で130まで記録をのばした。

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●8月4日のジョエル・ヤングブラッドは大忙しだった。
シカゴの対カブス戦に4番センターで出場して、3回に勝利打点となる2点タイムリーを
放った直後にエクスポスにトレードを通告された。

試合の途中ながら、急いで着替えて早速エクスポスの遠征先のフィラデルフィアへ直行。
対フィリーズのナイトゲームの途中からライトで出場して、こちらでも安打を記録した。

これまで、大リーグで1日に2チームでプレーしたケースは、1922年カージナルス対カブス戦
のダブルヘッダーで第一試合終了後にフラックとヒースコート両選手が交換トレードされて
第二試合にユニフォームを着替えて出場したというのがあるが、別の球場に移動したことはない。

自分で飛行機の予約をして移動したというヤングブラッドは「面白い経験をした。新チームの役に
たちたい。」とあっさりしたものだった。

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●開幕13連勝の大リーグ記録でスタートして、ナ・リーグ西地区の首位を快走していた
ブレーブスが突然つまずいた。
7月30日の時点で2位パドレスに9ゲーム、3位ドジャースに10.5ゲームの大差を
つけていたが、ドジャースに4連敗してから「悪夢」が始まった。

8月2日からのジャイアンツ戦に1勝2敗とした後に、再びドジャースに4連敗してしまう。
さらに、ジャイアンツ、パドレスにも5連敗してわずか12日間で10.5ゲーム差を
ひっくり返されてしまった。

この間には、大リーガーとは思えないようなエラーで試合をおとすなど、若いチームの
もろさをさらけだしてしまった。
誰もが今年はこれまでか、と思った矢先の8月終盤から息をふきかえし、ドジャースとの
激しいデッドヒートを繰り広げて、最終戦でやっと13年ぶりの地区優勝を手にすることになる。

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●5月6日に300勝を達成したシアトル・マリナーズのゲイロード・ペリーが8月23日
シアトルでのボストン・レッドソックス戦でスピットボールを投げた疑いで退場処分をうけた。

まず、この試合の5回に鋭く落ちる変化球を投げた際に、フィリップス球審が怪しみ
「もう一度投げたら退場にする」と警告した。
そして7回、ミラーに投げた一球が再び激しく変化したため、球審はそのボールを調べることなく
即座に退場を宣告した。

ペリーは「私とスピットボール」という本を出したほどで、自他ともに認めるスピットボールの
第一人者である。
かつての捕手たちも「ボールに油がついているために手がすべった」などと証言していた。
だが、最近は投げていないといわれていた。
現球界にもスピットボーラーが数人いて、彼らに対する警告という見方もあるらしい。

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