ちょっと昔のMLB 1982年版


Atlanta Braves(アトランタ・ブレーブス) ナショナル・リーグ西地区
 1位 89勝73敗 .549


ジョージア州アトランタ  アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム

アトランタ・ブレーブス


なんといっても凄かったのが、開幕13連勝。その連勝を含めて4連勝以上が
6回。逆に8月3日からの11連敗を含めて4連敗以上が5回とまさに「ジェットコース
ター・シーズン」(ジェットコースターのようにアップダウンが激しいこと)だった。

ボブ・ホーナー
開幕からDL(故障者リスト)入りした43歳のフィル・ニークロ(プロ23年で初めて)の穴を
全体でよくカバーした。ジーン・ガーバー(8勝30セーブ)、スティーブベドロシアン
(8勝11セーブ)の二人はシーズンを通して”必勝のダブル・ストッパー”として貢献した。

出遅れたニークロが17勝でわずかに4敗の好成績。キャンプが11勝5セーブしたものの
ボブ・ウォークが11勝、リック・メイラーが9勝と二人が安定感に欠けリリーフ陣に比べて相当
見劣りがした。

打撃陣では、”あの二人の出来次第”といわれたボブ・ホーナーが.261、32ホーマー、
97打点、デール・マーフィーが.281,36ホーマー、109打点といかんなく力を発揮
してチームを引っ張った。チーム合計146ホーマーは、リーグトップだった。

また、ジェリー・ロイスター(.295、14盗塁)、ラファエル・ラミレス(.278、27盗塁)
クローデル・ワシントン(.266、33盗塁)らの脇役たちもよく打ち、よく走ったのも忘れてはいけない。

リーグ10位の投手力(3.82)、リーグ8位の打力(.256)をうまく勝利に
結びつけたのはジョー・トーレ新監督の的確な戦力掌握の結果といえるのではないだろうか。

★月間MVP

4月  デール・マーフィー
9月  クロ−デル・ワシントン

★週間MVP

4月5−11日       リック・メイラー
7月7−13日       デール・マーフィー
9月27日ー10月3日  フィル・ニークロ

★タイトル

デール・マーフィー  MVP、打点王109
フィル・ニークロ   最高勝率.810(17勝4敗)

★オールスター

ボブ・ホーナー
デール・マーフィー
フィル・ニークロ

★ゴールドグラブ

デール・マーフィー 外野手
フィル・ニークロ   投手

リーグ優秀監督 − ジョー・トーレ

★ハイ&ロウ

連勝 13−4月6−21日
1試合最多盗塁 6−atシカゴ6月17日
             atサンフランシスコ9月28日
1試合最多ダブルプレー 7−atシンシナティ6月27日(延長14回)

Retired Uniform Numbers(永久欠番)

21 Warren Spahn(ウォーレン・スパーン)
41 Eddie Mathews(エディー・マシューズ)
44 Hank Aaron(ハンク・アーロン)

<記録 きろく キロク>

●6月2日ニークロは、7回までノーヒットだったが8,9回に打ち込まれて降板。
 9月5日には、メイラー、ガーバーの継投で1安打に抑えたもののエラーでサヨナラ負け。
 翌6日は、6回までノーヒットに抑えていたボッグスが代打と交代した7回以降に
 リリーフが打たれ逆転負けとあわやノーヒットがつぶれたのが、3回もあった。
     ★あとひと頑張りが足りなかったようで。

●一試合5安打が、なんと3人。
 6月9日ポコロバがドジャース戦、6月12日ホーナーがジャイアンツ戦、9月8日
 ワシントンがドジャース戦でそれぞれマークした。
     ★振ればヒット!気分は最高!

●ガーバーはサヨナラ試合で2勝4敗。キャンプは味方のエラーで負けた1敗だけで
 11勝中4勝をサヨナラ勝ちであげた。
     ★運も実力のうち!

<ベストオーダー>          <スターター>        <ブルペン>

左 テリー・ハーパー          フィル・ニークロ         ジーン・ガーバー
遊 ラファエル・ラミレス        リック・メイラー         スティーブ・ベドロシアン
右 クローデル・ワシントン       リック・キャンプ         アル・ラボスキー
中 デール・マーフィー         ボブ・ウォーク
三 ボブ・ホーナー
一 クリス・シャンブリス
二 グレン・ハバード
捕 ブルース・ベネディクト

1900〜1982年
5925勝6789敗 .466


★ブレーブグッズ&ちょっとトリビア

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1876年からボストン、1953年からはミルウォーキー、1966年からアトランタに移転。
ほぼ、この型できています。歴史のある名門球団です。
オススメ度★★★

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胸のトマホーク(斧)でわかるように、
ニックネームは、インディアンの勇者からとったもの。
地元でのトマホーク・チョップは有名です。
オススメ度★★★★

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リーグ初優勝したのが、1914年、後半戦87戦でなんと68勝した。
「ミラクル・ブレーブス」といわれ、ワールドシリーズも4連勝で世界一に。
監督はジョージ・ストーリングス。スーツ姿で采配した変わり者だった。
オススメ度★★★★

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殿堂入りの名選手といえば、いの一番はハンク・アーロン。755本塁打は輝く。
投手では、ウオーレン・スパーン。左腕投手として1位の363勝は凄い。
さあこれから殿堂入りするのは、誰ですかね?
オススメ度★★★

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90年ドラフト全米1位で入団のエリート。
99年、打率.319、45本塁打、110打点でリーグMVPに輝いた。
ブレーブスの主砲。オススメ度★★★★★

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オランダ領アンティル諸島キュラソー島ウィレムシュタット出身(ふー!?)
16歳で契約。96年のワールドシリーズで初打席から連続本塁打した。
センターの守備は超一流。オススメ度★★★★

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96年に最多勝、最多奪三振、勝率、投球回が1位でサイヤング賞を受賞。
肩の手術を受けて、01年からクローザーに転向した。
今や、メジャーを代表する一人に。オススメ度★★★★★

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あと、殿堂入りしているのが、通算本塁打512本のエディー・マシューズ。
ナックルの神様フィル・ニークロ。前の4人とも永久欠番になっています。
もう一人、デール・マーフィーは欠番ながら殿堂入りしてません。果たして??
オススメ度★★★