ちょっと昔のMLBー15

Milwaukee Brewers(ミルウォーキー・ブリューワーズ)
アメリカン・リーグ東地区 1位 95勝67敗 .586


ウイスコンシン州ミルウォーキー カウンティ・スタジアム

ミルウォーキー・ブリューワーズ

開幕から冴えない戦いが続いて、
5月なかばは21試合で7勝14敗で7ゲーム差の6位でした。

ついに、6月2日にボブ・ロジャースからハービー・キーンに監督が交代しました。

この交代劇が見事に当たり、6月は20勝7敗と急浮上します。

この1ヶ月はチーム打率.294、47本塁打、長打率が.514。
突然の大爆発でした。

オールスターまでに首位レッドソックスに追いついてしまいます。

それ以降、首位をキープしていたものの、オリオールズの猛追にあって
最終日まで凄まじいレースを展開しました。

最終4連戦をゲーム差3で迎えたが、
なんと3連敗して同率首位に並ばれた。

最終戦で負ければ、球史に残る逆転負けになってしまう。
その意気込みでやっと10対2で大勝して、昨年の後期と連続地区優勝しました。

なんといっても自慢は“マーダラーズ・ロウ(殺人打線)”。

チーム打率.279でリーグ2位。216本塁打は両リーグでダントツトップ。

200安打をクリアしたのが、3人も出ました。
ロビン・ヨーント

ロビン・ヨーントが210安打で.331、セシル・クーパーが205安打で.313、
ポール・モリターが201安打で.302でオーダーの1から3番の3人。

2ケタ本塁打がなんと7人。
ダン・マネーが16本、モリターが19本、テッド・シモンズが23本
ヨーントが29本、クーパーが32本、ベン・オグリビーが34本、
ゴーマン・トーマスが39本と1番から7番までズラーっと並ぶ。

トーマスは本塁打王、モリターが得点王、
そして、ヨーントが最多安打とMVPを受賞しました。

弱いといわれた投手陣は防御率3.98で6位。
なかなか良く持ち堪えたのではないだろうか。

右のエース、ピート・ブコビッチは18勝6敗、3.34で初のサイヤング賞。
左のエース、マイク・コールドウエルは17勝で3.91。

ボブ・マクルアが12勝、ムース・ハースが11勝1セーブと
先発とリリーフで健投しました。

ローリー・フィンガースが8月21日には、大リーグ史上初の300セーブを記録しました。

しかし、9月な入り、フィンガースが肩とヒジを痛めて、以降は登板不能と
なってしまったのが終盤の苦しい戦いの原因になってしまった。

そのため、8月30日にドン・サットンを獲得し、4勝をあげて貢献しました。

強力打線のカゲにかくれた形ではあるものの、
毎年コンバートされるモリターが3塁をそつなくこなし、
右翼のチャーリー・ムーアの強肩、さらに他の野手陣の堅守も忘れてはならないものでした。

キーン監督の放任主義のノビノビ野球で
「ハービーの型破り集団」という新しいニックネームもつき、
エンジェルスとのALCS(ア・リーグ優勝決定戦)も制し、
初のア・リーグチャンピオンとなりました。

★タイトルホルダー

ロビン・ヨーント      MVP 最多安打 .331 29本塁打 114打点 210安打
ポール・モリター    得点王 136
ゴーマン・トーマス   本塁打王 39本塁打
ピート・ブコビッチ   サイヤング賞 18勝6敗 3.34

★月間MVP

7月 ロビン・ヨーント

★月間MVP投手

なし

★週間MVP

5月31日ー6月6日 セシル・クーパー
7月12日ー18日 ジム・ガントナー
7月19日ー25日 ロビン・ヨーント
8月9日ー15日 ゴーマン・トーマス 
9月13日ー19日 ポール・モリター

★オールスター

ローリー・フィンガース
セシル・クーパー
ロビン・ヨーント
ベン・オグリビー

★ゴールドグラブ

ロビン・ヨーント 遊撃手

★ア・リーグ最優秀監督賞

ハービー・キーン

★チームハイ&ロウ

1試合最多本塁打ー5  対デトロイト 6月13日

★Retired Uniform Nunbers(永久欠番)

44 Hank Aaron(ハンク・アーロン)


<記録 きろく キロク>

●殺人打線のブリューワーズですが、今季完封負けが1度だけありました。

7月8日のツインズ戦でジャック・オコーナーからロン・デービスの継投でした。
なんとこれが、81年から137試合ぶりで、
この試合に得点していれば、1932年のヤンキースしか記録していない
シーズン完封負け0の大記録になるところでした。
     ★この打線を封じた2人をもっと誉めて!

●1試合3本塁打が2人。
モリターが5月12日のロイヤルズ戦、
オグリビーが6月20日のタイガース戦でマーク。

チームとしても6月から7月にかけて15試合連続本塁打を記録。

本塁打王になったトーマスが39号を打ったのが9月26日。
それ以降、29打数2安打(シングルのみ)と大スランプになって40の大台にのせられませんでした。
     ★ホームランは野球の華ですよね〜。


<ベストオーダー>       <スターター>         <ブルペン>

三 ポール・モリター         ピート・ブコビッチ        ローリー・フィンガース
遊 ロビン・ヨーント         マイク・コールドウエル       ジム・スレイトン
一 セシル・クーパー         ドン・サットン            ピート・ラッド
捕 テッド・シモンズ          ドク・メディッチ
左 ベン・オグリビー        ボブ・マクルア
中 ゴーマン・トーマス        ムース・ハース
指 ダン・マネー(ロイ・ハウエル)
右 チャーリー・ムーア
二 ジム・ガントナー

1969年ー1982年
1045勝1161敗 .474


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これこれ!このキャップです。
これが、マーダラーズ・ロウの時代のものです。
いやー、懐かしい。今でも通用しますよ。
強力にオススメ度★★★★

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あまり人気のないのが、ブリューワーズです。
それだけに、レアアイテムになります。
マニアにオススメ度★★★

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昔に比べると、おとなしくなった感じです。
プロなんだから、ド派手にいってほしいです。
今は3A級のほうが、派手ですよね。
Tシャツと同じでレアです。オススメ度★★★