◆Chicago Cubs(シカゴ・カブス) ナショナル・リーグ東地区
 5位 73勝89敗.451


イリノイ州シカゴ  リグレー・フィールド

シカゴ・カブス

新GMに前フィリーズのダラス・グリーンを迎え、新監督にチャック・エリア、選手としてはラリー・ボーワ
キース・モアランドなどをフィリーズなどから大量に入れた。寄せ集めのために、前半はお粗末な
戦いが多かった。その中でもワーストといえるのが、5月30日から6月12日にかけての
13連敗。

特に投手陣の崩壊がひどかった。とりわけ先発陣には目もあてられない状態になってしまった。
ジャイアンツから獲ったアレン・リプリーの5勝7敗は計算外。17セーブをあげたリー・スミスを
シーズン初めからリリーフにしておけば、かなり違っていたのではないだろうか。

結局、チーム防御率はリーグ最低の3・92。しかも、完投がたったの9回だけ。その中で
目立ったのが38歳のファーガソン・ジェンキンス。14勝でチームの稼ぎ頭。5月27日には、
サンディエゴのパドレス戦でテンプルトンから史上7人目の3000奪三振を達成した。

打線の方では、二枚看板のレオン・デュラムが・312、ビル・バックナーが・306とそれぞれベストテンの
3位と5位に入る活躍をみせて、そのうえ二人で195打点も叩き出した。
移籍組で最も期待されたモアランドは15本塁打に終わり、得点力を上げることが出来なかった。

新キーストンコンビのバンプ・ウイリスとボーワの二人に堅守の期待がかかったが、以外にも失策が
目立ち、おまけに併殺もすくなかったのは、誤算の内にはいるだろう。

最大のホープといわれたライン・サンドバーグは、・271、7本塁打、54打点、32盗塁という成績を残し
「今後10年間の三塁手は決まり」の評価が与えられた。

トレード組が多く、チームのまとまりに欠けたことが前半戦の不振の原因にあげられるが、
オールスター以降は、52勝50敗と勝率五割を突破し、一本化の兆しも見えてきた。

「負け犬根性を叩き直す」と力を入れていたグリーンの努力が実を結びつつあるのかもしれない。

★月間MVP

ビル・バックナー 8月  ビル・バックナー

★週間MVP

6月21−27日  ラリー・ボーワ
8月16−22日  ビル・バックナー

★オールスター

レオン・デュラム

★ゴールドグラブ

なし

★Retired Uniform Numbers(永久欠番)

14 Ernie Banks(アーニー・バンクス)

 

<記録 きろく キロク>

●球団新記録の14連敗をのがれたのが、6月14日のフィリーズ戦。相手投手はS・カールトンだった。
守備陣が乱れ、6失策で11点を献上したが、珍しく打線が奮起。19安打をあのカールトン以下に浴びせ
12対11でモノにした。
このカードは、1922年カブスの26対23、1979年フィリーズの23対22と乱打線の伝統がある?
     ★たいへんよくがんばりました。

●9年ぶりに古巣に復帰した39歳のF・ジェンキンスが14勝と勝ち頭に。チームの完投9回中4回が
ジェンキンスだった。8月6日以降の53試合で完投したのもジェンキンス唯一人だけだった。
     ★おじさんパワー炸裂!!

●8月18日のドジャース戦は前日のサスペンデッドゲームで両リーグ最長の21回を戦ったが、
初回に1点を取ったあとは0行進だった。
     ★トホホホ・・・・

<ベストオーダー>             <スターター>            <ブルペン>

二 バンプ・ウイルス            ファーガソン・ジェンキンス       リー・スミス
三 ライン・サンドバーグ          ディッキー・ノールズ          ウイリー・ヘルナンデス
一 ビル・バックナー            デイブ・バード
中 レオン・デュラム            ランディ・マーツ
右 キース・モアランド
捕 ジョディ・デービス
左 スティーブ・ヘンダーソン
遊 ラリー・ボーワ

1900年〜1982年
6504勝6249敗 .510


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創設は1876年。
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