新GMに前フィリーズのダラス・グリーンを迎え、新監督にチャック・エリア、選手としてはラリー・ボーワ
キース・モアランドなどをフィリーズなどから大量に入れた。寄せ集めのために、前半はお粗末な
戦いが多かった。その中でもワーストといえるのが、5月30日から6月12日にかけての
13連敗。
特に投手陣の崩壊がひどかった。とりわけ先発陣には目もあてられない状態になってしまった。
ジャイアンツから獲ったアレン・リプリーの5勝7敗は計算外。17セーブをあげたリー・スミスを
シーズン初めからリリーフにしておけば、かなり違っていたのではないだろうか。
結局、チーム防御率はリーグ最低の3・92。しかも、完投がたったの9回だけ。その中で
目立ったのが38歳のファーガソン・ジェンキンス。14勝でチームの稼ぎ頭。5月27日には、
サンディエゴのパドレス戦でテンプルトンから史上7人目の3000奪三振を達成した。
打線の方では、二枚看板のレオン・デュラムが・312、ビル・バックナーが・306とそれぞれベストテンの
3位と5位に入る活躍をみせて、そのうえ二人で195打点も叩き出した。
移籍組で最も期待されたモアランドは15本塁打に終わり、得点力を上げることが出来なかった。
新キーストンコンビのバンプ・ウイリスとボーワの二人に堅守の期待がかかったが、以外にも失策が
目立ち、おまけに併殺もすくなかったのは、誤算の内にはいるだろう。
最大のホープといわれたライン・サンドバーグは、・271、7本塁打、54打点、32盗塁という成績を残し
「今後10年間の三塁手は決まり」の評価が与えられた。
トレード組が多く、チームのまとまりに欠けたことが前半戦の不振の原因にあげられるが、
オールスター以降は、52勝50敗と勝率五割を突破し、一本化の兆しも見えてきた。
「負け犬根性を叩き直す」と力を入れていたグリーンの努力が実を結びつつあるのかもしれない。
★月間MVP
8月 ビル・バックナー
★週間MVP
6月21−27日 ラリー・ボーワ
8月16−22日 ビル・バックナー
★オールスター
レオン・デュラム
★ゴールドグラブ
なし
★Retired Uniform Numbers(永久欠番)
14 Ernie Banks(アーニー・バンクス)
<記録 きろく キロク>
●球団新記録の14連敗をのがれたのが、6月14日のフィリーズ戦。相手投手はS・カールトンだった。
守備陣が乱れ、6失策で11点を献上したが、珍しく打線が奮起。19安打をあのカールトン以下に浴びせ
12対11でモノにした。
このカードは、1922年カブスの26対23、1979年フィリーズの23対22と乱打線の伝統がある?
★たいへんよくがんばりました。
●9年ぶりに古巣に復帰した39歳のF・ジェンキンスが14勝と勝ち頭に。チームの完投9回中4回が
ジェンキンスだった。8月6日以降の53試合で完投したのもジェンキンス唯一人だけだった。
★おじさんパワー炸裂!!
●8月18日のドジャース戦は前日のサスペンデッドゲームで両リーグ最長の21回を戦ったが、
初回に1点を取ったあとは0行進だった。
★トホホホ・・・・
<ベストオーダー> <スターター> <ブルペン>
二 バンプ・ウイルス ファーガソン・ジェンキンス リー・スミス
三 ライン・サンドバーグ ディッキー・ノールズ ウイリー・ヘルナンデス
一 ビル・バックナー デイブ・バード
中 レオン・デュラム ランディ・マーツ
右 キース・モアランド
捕 ジョディ・デービス
左 スティーブ・ヘンダーソン
遊 ラリー・ボーワ
1900年〜1982年
6504勝6249敗 .510
★カブグッズ!
創設は1876年。
ナ・リーグ発足当時から続く名門球団です。
古くは、キャップ・アンソン、アーニー・バンクス、ロン・サントなどの
スターたちが大勢いました。
8月11日現在で2位につけていて、ガルシアパーラも移籍加入。
さあ、このあとはどうなるでしょうか?
定番アイテムです。オススメ度★★★
カブスは小熊の意味で、1890年に主力組がごっそり引き抜かれて、
若手だけのチームになったときに、それを売り物にしようとつけられました。
袖にカブちゃんのワッペンが付いていればいうことなしなんですけど。。。。
オススメ度★★★★
胸のカブちゃんがかわいいTシャツです。
ワンポイントですからとても着やすいですよ。
爽やかなブルー地です。
オススメ度★★★★
開場は、1916年4月20日。
外野フェンスにツタがからまる全米一美しい球場といわれています。
その美しい球場を忠実に再現。見ているだけでワクワクします。
オススメ度★★★★
ベースボールは、「太陽の下でやるものだ」というリグレー・オーナーの考えで
長くデーゲームのみ行われてきましたが、1988年8月9日はじめての
ナイトゲームが行われました。
照明塔が付いても全米一美しい球場に変わりありません。
オススメ度★★★