ちょっと昔のMLB 1982−8


LosAngeles Dodgers(ロサンジェルス・ドジャース)
 ナショナル・リーグ西地区 2位88勝74敗


カリフォルニア州ロサンジェルス  ドジャー・スタジアム

西地区1位のブレーブスの開幕の快進撃にくらべて、ドジャースは明らかに立ち遅れたと
いえる。開幕2連勝はしたものの、そのあとの10試合を2勝8敗とつまずいてしまう。
結局、この差が最後までひびいてしまったようである。

前半戦のもたつきの原因は、ミスター・ドジャースことスティーブ・ガービーと勝負強いロン・セイの
不振である。
とくに、ガービーのスランプはひどくて、初ホーマーがなんと5月7日。5月20日の時点で
打率.228、2ホーマー、17打点。セイの方は打率.264、4ホーマー、14打点だった。

この状態ではとても勝ち星を重ねることは出来ない。おまけにこの時期はリリーフ陣も
決め手を欠いて、リリーフエースのスティーブ・ハウが初セーブをあげたのが、5月26日。

それでもなんとか上位にがんばっていられたのは、打のほうではペドロ・ゲレーロの成長と
新人王になったスティーブ・サックスのハッスルプレーであろう。打率.282、4ホーマー、47打点
そして49盗塁という俊足でサックスは、見事に一番打者の重責をはたした。

投手陣では契約問題でもめて、心配されたフエルナンド・バレンズエラが危惧を吹き払う19勝を
あげてチームトップになった。
ジェリー・ロイスが18勝、ボブ・ウエルチが16勝と健投した先発陣の中で、バート・フートンが故障
から4勝しかあげられなかったのは大きくひびいた。

両リーグで1位(3.29)の投とリーグ2位(.264)の打がやっとかみ合いはじめたのが
6月半ばから。7月30日からのブレーブスとの直接対決では4連勝して一気に首位に
飛び出した。

首位の座の入れ替えを続けている内にジャイアンツが急追して、優勝争いをより
スリリングなものにした。
そして迎えた最終戦、これに勝てば地元ロサンジェルスで1試合のプレーオフを
することになっていた。1時間前にブレーブスがパドレスに敗れて、自力優勝が
出来なかったのである。

しかし、ドジャースの連続ワールドチャンピオンの夢はジャイアンツのジョー・モーガンの
一発で砕け散ってしまった。追い込みの時期で故障者が続出したのが響いてしまった。
ドジャースにとって忘れられぬ’82シーズン最終日、10月3日であった。

<記録 きろく キロク>

●開幕戦を含めてサヨナラ勝ちが11回もあった。
そのうちの、一度は10.5ゲーム差をひっくり返した8月上旬のブレーブス4連戦での
5日、6日、7日の3試合連続でのうっちゃり勝ちは地元ファンを熱狂させた。
打者をみてみると主砲であるゲレーロが、本塁打2本、二塁打1本と三度サヨナラ勝ちの
殊勲者になっている。
   ★ファンを喜ばすことがなによりですよ!

●8月18日のカブス戦では延長21回を戦ったために、バレンズエラ、ウエルチを
外野手に使うなど計25人を出場させたが、9月13日のパドレス戦では延長16回で
リーグ新記録となる28人の総力戦となった。
この2試合とも勝利投手はリリーフで投げたロイスだったが、カブス戦では続く第二試合
でも先発して5イニングを2失点で一日で2勝をマークしてしまった。
   ★勝つためならどんな仕事もこなすのがメジャーです!


<ベストオーダー>        <スターター>            <ブルペン>

二 スティーブ・サックス      フエルナンド・バレンズエラ    スティーブ・ハウ
中 ケン・ランドロー        ジエリー・ロイス          トム・ニーデンファー
左 ダスティ・ベイカー       ボブ・ウエルチ           テリー・フォースター
右 ペドロ・ゲレーロ        バート・フートン          デイブ・ステュワート
三 ロン・セイ
一 スティーブ・ガービー
                                             遊 ビル・ラッセル
捕 マイク・ソーシア


Team Batting
AVG R H TB 2B 3B HR SH SF SB LOB SHO
.264 691 1487 2187 222 32 138 106 55 151 1223 6

Team Pitching
ERA CG SHO SV H R HR HB TBB SO WP BK
3.26 37 16 28 1356 612 81 22 468 932 35 10

Team Fielding
PCT A E DP TP PB
.979 1946 139 131 0 16

Players of the Month

none

Pitchers of the Month

June ー Steve Howe

Players of the Week

June 14−20      Jerry Reuss
August 23−29    Pedro Guerrero
September 6−12  Dusty Baker

Award Winner

スティーブ・サックス Rookie of the year − Steve Sax 

All−Star roster

Dusty Baker OF
Steve Sax 2B
Steve Howe LHP
Fernand Valenzuera LHP

Gold Glove

none

Retired Uniform Numbers

 4 Duke Snider
19 Jim Gilliam
24 Walt Alston
32 Sandy Koufax
39 Roy Campanella
42 Jackie Robinson

Team Total

1901−1982 
 6682−6055 .525

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★ドジャーグッズ

Click Here! ←1995 Dodgers Western Division (ドジャース西地区優勝記念バット)

米大リーグDodgersの西地区優勝を記念して作られたサイン入りバットです。
1995年のみの限定生産で、Dodgersの一軍登録メンバー、監督、およびコーチングスタッフの計32名の直筆サインを
レーザーで精工に彫刻し、1本1本に製造ナンバーが施されている貴重な一品です。
あの野茂投手のサインも刻まれ、今では入手困難な超プレミア商品となっています。
(製造ナンバーはこちらにおまかせ下さい。)
サイズ:長さ約88cm×φ約7.5cm 材質;木製(アッシュ)木製ディスプレーホルダー付き(アメリカ製)

Dodgers 1995 西地区優勝記念 署名一覧
Joe Amalfitano, Rodeo Astacio, Billy Ashely, Tom Candiotti, John Cummings, Delino Deshields, Chad Fonville,
Mark Gresse, Mark Guthrie, Chris Gwynn, Dave Hansen, Carlos Hernardez, Todd Hollandsworth, Eric Karros,
Roberto Kelly, Tommy Lasorda, Ramon Martinez, Raul Mondesi, Manny Mota, Hideo Nomo , Jose Offerman,
Antonio Osuna, Mike Piazza, Bill Russell, Rudy Seanez, Reggie Smith, Kevin Tapani, Ismael Valdes, Dave Wallace,
Tim Wallach, Mitch Webster, Todd Worrel (以上31名)
野茂が海を渡った記念の一本。日本人の名前入りは初めてじゃないですか?
まさしく、メモリアルバット。T・ラソーダ監督もしっかり入っています。
オススメ度 ★★★★★

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定番中の定番。ドジャースのLAキャップ。
今季はプレーオフ進出が濃厚です。
私もまたひとつ買いました。
オススメ度★★★★