ちょっと昔のMLB 1982−10



Montreal Expos(モントリオール・エクスポス)ナショナル・リーグ東地区
 3位 86勝76敗 .531


カナダ ケベック州モントリオール  オリンピック・スタジアム

ワールドチャンピオンの大本命と開幕前には高い評価を得ていた。
安定した打撃陣と投手陣を持ち、昨年に初の地区優勝した自信があったはずだったが・・・。

投打ともにそれなりの数字は残している。
防御率2.40で1位のスティーブ・ロジャースが19勝、チャーリー・リーが12勝、ビル・ガリクソンが
12勝、スコット・サンダーソンも12勝と2ケタ投手を4人出して、さらにメッツから移籍のジェフ・
リアドンが防御率2.06、26セーブをあげ、42歳のウッディー・フライマンが9勝12セーブと
大健闘してチーム防御率は3.31でドジャースに次いで2位というものだった。

アンドレ・ドーソン 打のほうでは、なんといってもレンジャースから移籍のアル・オリバーだ。
チーム一の160試合に出場して、7年連続3割を突破し、打率.331で首位打者と
打点109で打点王、204安打で最多安打の3タイトルに輝く大活躍をみせた。
200万ドル男のゲーリー・カーターも打率.293、29本塁打、97打点とサラリーに
見合う活躍。生え抜きのアンドレ・ドーソンも.301、23本塁打、83打点、39盗塁。
ティム・レインズも78盗塁で盗塁王に輝くなど、チーム打率は.262でリーグ4位、
チーム本塁打数も上位2チームのカージナルス、フィリーズよりも多かったほど。

何が問題だったのかといえば、ベースボールは総合力の勝負というのを忘れていたらしい。
打撃中心のオーダーを組むために、守備範囲の広いレインズをレフトからセカンドへまわすなど
シーズンを通して二塁手が安定せずに、遊撃手のクリス・スパイアとのコンビがしっくりいかなかった。
併殺数が少ないことなどの記録に表れないエラーが多かった原因になったといえる。

ホームゲームの勝率が、ここ3年間で145勝72敗.688と抜群の強さを誇っていたが
今季は何故か.494と激減してしまった。(40勝41敗)
とくにひどかったのが5月6日からの14試合の4勝10敗というもの。
上位チームとは互角に戦ったものの、ドジャース、ジャイアンツの西海岸組に
それぞれ4勝8敗と負けこしてしまったのも優勝を逃した原因ではないだろうか。

いずれにしても、シーズン閉幕直後にジム・ファニング監督が辞任したのは当然といわれている。

★タイトルホルダー

アル・オリバー       首位打者.331、打点王109、最多安打209
ティム・レインズ      盗塁王78
スティーブ・ロジャース  最優秀防御率2.40

★月間MVP

7月  アル・オリバー

★月間MVP投手

4月  スティーブ・ロジャース

★週間MVP

8月9−15日  アル・オリバー

★オールスター

ゲーリー・カーター
アンドレ・ドーソン
アル・オリバー
ティム・レインズ
スティーブ・ロジャース

★ゴールドグラブ

ゲーリー・カーター 捕手
アンドレ・ドーソン 外野手

★クラブ ハイ&ロウ

●1試合最多得点(1チーム) 16 − 6月4日atピッツバーグ
●最短試合  1時間48分 − 9月29日atフィラデルフィア 

1969−1982年
1036勝1168敗 .470

<記録 きろく キロク>

●9月5日のアトランタ・ブレーブス戦、リック・メイラー、ジーン・ガーバーのリレーに
オリバーの本塁打のみの1安打に抑えられていたが、1−1の同点の9回ウラ
死球で出たドーソンがまず二塁へ盗塁、次打者カーターのショートゴロを相手の
ラファエル・ラミレスがファンブルする間に生還してサヨナラ勝ち。
今季の大リーグで唯一の1安打で勝利となった。
    ★幸運の女神さま〜!

●前記の試合を入れてサヨナラ勝ちが10回もあった。
そのなかでもウォーレン・クロマティーは、5月13日のパドレス戦で二塁打、
6月7日のカージナルス戦で本塁打、8月12日フィリーズ戦でシングル、
9月28日カージナルス戦で二塁打と4本のサヨナラ打を叩き、劇的な活躍が多かった。
    ★巨人でも勝負強さは健在でしたよね〜。

●4月10日のフィリーズ戦でガリクソンは1試合最多の6暴投を記録してしまった。
(大リーグタイ記録)
だが、この大荒れの内容でもしっかり勝利投手となった。
    ★彼も巨人で存在感を示しましたよね。

<ベストオーダー>          <スターター>         <ブルペン>

左 ティム・レインズ           スティーブ・ロジャース     ジェフ・リアドン
右 ウォーレン・クロマティー       チャーリー・リー        ウッディー・フライマン
中 アンドレ・ドーソン          スコット・サンダーソン
一 アル・オリバー            レイ・バリス
捕 ゲーリー・カーター          デビット・パーマー
三 ティム・ウォーラック         ビル・ガリクソン
遊 クリス・スパイア
二 ダグ・フリン

1969−1982年
1036勝1168敗 勝率.470


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