1982 AWARD WINNER−Home Run Champion


◆ナショナル・リーグ

Dave Kingman(デーブ・キングマン) NewYork Mets


David Arthur Kingman

デイブ・コング・キングマン

打率
.204149535801099137994

1948年12月21日生まれ オレゴン州ペンドルトン出身

1979年に48本でタイトルをとって以来、2度目。
一応「コング」は、復活した形にはなったが、149試合とほぼフル出場
し、打点も99とそこそこの数字だが、打率の.204は全くもっていた
だけない。相変わらずの一発屋で粗けずりなところは直っていない。

一時は、初の打率1割台の本塁打王の誕生か?と騒がれたほど。
放った安打109本のうち、37本塁打を含む47本が長打。従って総安打数の約半分が
長打という異常さ。チームへの貢献度という点では疑問が残る。

気難しい性格は昔から有名で、昨年メッツに移籍した当時は、人あたりがよくなったら
成績がダメ。偏屈に戻ったらタイトルを獲ったのだからその方がいいのかもしれない。

★週間MVP

7月15日−18日

◆アメリカン・リーグ

Reggie Jackson(レジー・ジャクソン) California Angels


Reginald Martinez Jackson



打率
.27515353092146171391014

ミスター・オクトーバー、ジャクソン

1946年5月18日生まれ ペンシルベニア州ワインコート出身

大リーグファンならずとも名を知っているという言わずと知れた
「ミスター・オクトーバー」。 1980年以来、4度目のタイトル。

良きにつけ悪しきにつけ、常にスポットライトを浴び続けてきたこの男が、
昨年1970年以来の低調な成績に終わったことで、その年齢からも
限界説が囁かれていたのも事実だが、その世間の評判をせせら笑うように
見事に復活した。

打率.275、101打点も立派。前年まで所属していたヤンキースでは、スタインブレナー
オーナーとの確執がとやかくいわれていたが、「今度のチームのオーナーはいい親父」と気分
よくプレー出来たのもこの好成績の原因のようだ。

シーズン序盤の不調を克服してのタイトル獲得だけに喜びもひとしおだろう。
観客動員も260万人を超えるア・リーグ新記録だった。名実ともに大リーグを代表する
「顔」だと証明されたのではないだろうか。


Gorman Thomas(ゴーマン・トーマス) Milwaukiee Brewers


James Gorman Thomas



打率
.24515856796139291391123

嵐を呼ぶ男、トーマス

1950年12月12日生まれ サウスカロライナ州チャールストン出身

ミルウォーキー・ブリューワーズというチームにいることと、その低打率
から今ひとつネームバリューにかけているが、そのパワーヒッティングは
今や大リーグで一、二を争うものである。

1979年に45本塁打でタイトルを獲っており、今回は2度目となった。

「マーダラーズ・ロウ(殺人打線)」の中でもこの男のバットは相手投手の脅威の的だ。

ボサボサのヒゲと長髪、191センチ、90キロの巨体からは想像出来ないほどの俊敏な
守備を見せる。
外野フライが上がるやいなや、その巨体をゆすってフェンスなどものともせず、突進して
いく。
この重戦車なみのド迫力がもう一つの魅力である。

「試合を観に来る客は、オレのホームランか、三振か、フェンスに激突するのを楽しみに
しているんだ。だから、オレはそのうち一つはご披露するように心がけているんだ。」と
うそぶく男である。

★週間MVP

8月9日ー15日  打率.393、5本塁打、10打点

1982Club Award

本塁打王


Click Here! ←「ミスターオクトーバー」レジー・ジャクソンが1977当時公式戦で使用していた
ユニフォームを再現している復刻モデルです。
ミッチェル&ネス社製。
通算本塁打563本のスラッガー。
1977年のワールドシリーズでの3打席連続ホームランは伝説です。
ぜひに!伝説の一枚です。オススメ度 ★★★★★です。