●ボルチモア・オリオールズのマイク・フラナガン投手夫人のキャシーさんが7月9日
ボルチモアの病院で試験管ベビーを出産した。
アメリカで最初に試験管ベビーが誕生したのは’81年の12月で、それ以来4番目と
なるが、これまでの3件はいずれも帝王切開によるものだった。
キャシーさんの場合は正常出産で、担当の医師は「まったく普通の出産と変わらなかった」
といっている。
誕生した赤ちゃんは、4キロ近い元気な女の子でケリー・エレンと名づけられた。
フラナガンといえば、1979年に23勝をあげてサイヤング賞を受賞して、パーマー、ストーン
と並ぶオリオールズのサイヤング賞トリオの一人。
出産の前夜にはシアトル・マリナーズ戦で完投。試合は3−4で惜敗してしまったが、
そのままボルチモアに引き返し9時間近いお産の間はずっと付き添っていたということだ。
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●テキサス・レンジャースのラリー・パリッシュ右翼手は7月10日の地元アーリントンでの
デトロイト・タイガース戦でミルト・ウイルコックス投手からgrand slamを放ち、一週間で
3grand slamという大リーグ・タイ記録をマークした。過去には、1968年、タイガースの
ジム・ノースラップが記録しているだけという貴重な記録だった。
パリッシュはまず4日のオークランド・アスレチックス戦で3回に3ラン、4回にgrand slam
と2本打って合計7打点。7日のボストン・レッドソックス戦でも9回に無死からgrand slam
を放った。
今季、エクスポスから移籍してきたばかりのパリッシュは、開幕から6月まで3ヶ月でわずかに
2本塁打しかしていなかった。だが、この一週間の大ブレイクで打撃に開眼してしまったのか
オールスター明けの後半戦では長打力が復活し、合計で17本塁打とチーム2位をマークした。
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●この時期になると、チームの不振の責任をとって監督の交代がよく起こるが、
今年も7月21日にシンシナティ・レッズのジョン・マクナマラ、テキサス・レンジャースのドン・ジマーが
相次いでクビになった。
レッズはオールスターをはさみ、なんと3勝19敗と極度の不振でナ・リーグ西地区のダントツの最下位。
マクナマラの後任は捕手出身で、レッズのファーム監督を経てコーチに昇格したラス・ニクソンが指名
された。レッズの場合は、主力が次々と移籍してしまいチーム力の低下を招いたものなので、監督の
責任だけとはいえない。事実、解任されたマクナマラはオフに、カリフォルニア・エンジェルスの監督に
就任が決まった。
かつて、東映フライヤーズの一塁手としてプレーしたことがあるジマーは、投手以外どのポジションも
こなした器用さが買われていて、さらにガッツあふれる人柄という点でも評価が高い。人材不足の
大リーグの指導者層からもカムバックは近いだろうという声がでている。
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●80年7月30日の練習中に、首のつけ根の動脈血栓で倒れた大リーグの速球王J・Rリチャード→
(ヒューストン・アストロズ)がカムバックを目指して懸命のリハビリを行っている。
1A級のデイトナビーチで7月中の4試合に先発した。
14日には被安打5、2失点の完投勝利もした。
リチャードといえば、時速100マイル(162キロ)の快速球で、1978年に303個、79年に313個と
2年連続の奪三振王になった投手なのです。
一から出直しを図るひたむきな努力を、レーガン大統領が演説の中で、士気の低下が目立つ
米国民に奮起を促すために引き合いに出したこともあった。
あのピート・ローズに「私が対戦した中でもっとも凄みのある投手」といわしめたリチャードは球速も
90マイル前後まで投げられるようになっているという。
8月からは3A級のツーソンに昇格して調整をしている。
来季は、その勇姿をマウンドで見ることができるに違いない。
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メジャーリーグッズ
←new era アストロズ
アストログッズに入れられなかった逸品です。
非常に懐かしい形ですよ。レインボーカラーのユニフォーム
なんていうのもありましたね。ちょっとマニアック的なので。オススメ度★★★
←new eraアストロズ
こちらは、当時レギュラーシーズンで使っていたモノに近いです。
昔、ニッポンハムがオレンジ色の帽子をかぶってませんでしたっけ?
大リーグでもオレンジは、珍しいです。
オススメ度★★★