Monthly News−June


●6月2日、ブリューワーズの監督がボブ・ロジャースからハービー・キーンに交代した。
投手陣に故障が続いたのと打線の不振が不成績につながった。この時点で首位の
レッドソックスに7ゲーム差の6位に低迷していた。ロジャースの投手起用に不満の
声もあがっていたのも事実。

打撃コーチから昇格したキーンは特に目立った打開策はとらなかったが、この交代を
きっかけに看板の打線”マーダラーズ・ロウ”が突然火を噴き始めた。打つわ打つわの
連続で7月11日の前半戦終了時には、ゲーム差なしの首位に並んだ。
その猛打ぶりから「ハービーの型破り集団」といわれ、代理としてスタートしたキーンの
契約が延長されたのはいうまでもなかった。

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●「ミスター・ドジャース」のスティーブ・ガービーが6月7日の地元ロサンゼルスで行われた
ブレーブス戦で史上5人目の連続1000試合出場を達成した。1975年9月3日から
1試合も休まずに出場し続けているわけだ。

大リーグの連続出場記録は、”鉄人”ルー・ゲーリックの2130が断然の一位(当時)で
次いでスコットの1307、ウイリアムスの1117、スウェルの1103だが、ガービー
は、シーズン終了時には1107まで延ばし、史上4位となった。来シーズン早々には
ウイリアムスの記録も破り、3位になることになる。
しかし、ドジャースとの契約更改のもつれでドジャースを去ることになった。リエントリー
ドラフトでの指名球団は9チームあり、どの球団で記録を延ばしていくのか注目される。

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サッチェル・ペイジのレリーフ


●伝説の大投手”サッチェル”ペイジが6月8日、カンザスシティの病院で
心臓病の為死去した。享年の75歳が推定ではっきりしていないところもナゾに
つつまれたペイジらしい。
活躍は、1920〜40年代の黒人リーグだったため、正確な記録がのこって
いないが練習試合で対戦した選手たちは「私が見た中でもっとも速くすばらしい」
(ディマジオ)「私の速球がチェンジアップに見えたほど速かった」(フェラー)
と口々に証言していた。

1948年、42歳でインディアンスに入団。52,53年はオールスターに出場した。
その後、再び黒人リーグでプレーし、65年、アスレチックスでの登板が最後になったが
なんと、59歳であったといわれている。

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●フィリーズのピート・ローズ一塁手は6月21日のカージナルス戦で2安打を打ち、通算
3771安打となり史上2位のハンク・アーロンに並んだ。大リーグ記録はタイ・カッブの
4191。
翌日にも安打して単独2位になった。通算3869まで記録をのばし、カッブの記録
まであと322となった。

今シーズンは好調とはいえなかったものの、172安打を放ち、順調にいけば1984年
終盤には大記録に肩を並べることが出来る。
ほかに6月20日のパイレーツ戦で3000試合出場。9月には、3077試合出場の
ナ・リーグ記録も達成。こちらは、シーズン終了時に3099となり、アーロンの大リーグ
記録に199試合と迫った。また、8月14日のエクスポス戦では、12365打数と
通算打数の大リーグ記録を更新した。


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このなんともいえない色合いが珍しかった逸品。
Pなのになんでフィって発音するのかわかりませんでした。
懐かしーいモノです。オススメ度★★★★
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これをペイジがかぶっていたかどうかは、わかりませんが、
ケタはずれのモンスターであったのは、事実のようです。
オススメ度★★★