Monthly News−May


●サンフランシスコ・ジャイアンツのリリーフエースのグレッグ・ミントンが5シーズンに
渡って続けてきた、被本塁打0の連続イニング記録がついに途切れた。

5月2日の地元でのメッツ戦で、4−1とリードした8回、無死1塁で先発のアル・ホランドを
リリーフ。その代わりばなをジョン・スターンズに2点本塁打されてしまった。
269回1/3続けてきた記録がストップした。

ミントンがその前に本塁打されたのは、’78年9月6日のドジャース戦でジョー・ファーガソンに
打たれたもの。
’74〜’76年にデイル・マレー(エクスポス〜レッズ)が作った247回1/3を更新中だった。
ミントンの武器は低めに落ちるシンカーと抜群の制球力で、なかなか本塁打を許さずに
今季も78試合と半数近い試合に登板して、10勝4敗30セーブ、防御率1.83の成績で
最後まで優勝争いをしたチームの守護神として活躍した。

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●ゲイロード・ペリー(シアトル・マリナーズ)が5月6日のヤンキース戦で通算300勝
を達成した。(今季3勝目)史上15人目になった。

この試合は、3回に5点、7回に2点の援護点をもらい、9安打2点に抑えて完投勝利。
相手打者から「すばらしい緩急の変化」と賞賛された投球でラッチマン監督も
「一度も交代を考えなかった」ということだ。

ペリーは1962年のジャイアンツを初めとして、大リーグ21年目の43歳。
’72年にア・リーグ(インディアンス)で’78年にナ・リーグ(パドレス)でサイヤング賞を
獲得し、両リーグでサイヤング賞をとった初めての投手となった。

昨年、ブレーブスを退団したが、あと3勝になっていた300勝を達成するために
各球団へ売り込みを続け、開幕直前の3月末にようやくマリナーズと契約しての大記録達成だった。

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●ナショナル・リーグ西地区でブレーブスが開幕ダッシュしたのとは対照的に、名門の
シンシナティ・レッズが不振にあえいでいる。
昨年は前、後期とも2位で通算66勝42敗はリーグ1位となっていた。そのため、今季は
優勝候補に推す声も多かったが、エースのトム・シーバーが精彩をかき、その上
主砲ジョージ・フォスターがメッツに、ケン・グリフィー、デイブ・コリンズがヤンキースに移籍
してしまった穴は大きく、5月18日からの6連敗で最下位に沈んだ。

1975、76年と2年連続の世界一で、ピート・ローズ、ジョー・モーガン、ジョニー・ベンチ、
フォスターら野球殿堂入り確実といわれた4人を中心に”ビッグ・レッド・マシン”を形成し
圧倒的な強さを誇っていた。
だが、FAやトレードなどで次々とメンバーが抜けて、残りはベンチとデイブ・コンセプシオン
くらいに。
わずか数年での転落ぶりには、”さびついたレッド・マシーン”と皮肉られた。

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●5月25日、サンディエゴでのパドレス戦でファーガソン・ジェンキンス(シカゴ・カブス)が
史上7人目の3000奪三振を記録した。
ファーガソン・ジェンキンス 3回、一死からゲーリー・テンプルトンを空振りの3球三振にとったものだ。

ジェンキンスは1965年のフィリーズをスタートに、カブスへ移って’71年に24勝でサイヤング賞
を獲得。その後レンジャース、レッドソックスと移り今季はまたカブスへ戻ってきた。
3000奪三振の達成者は、ウォルター・ジョンソン、ゲイロード・ペリー、ノーラン・ライアン、
ボブ・ギブソン、スティーブ・カールトン、トム・シーバーといずれも快速球を武器にした
そうそうたるメンバー。
ところが、ジェンキンスはタイプが違い球威よりもコントロールで勝負する技巧派である。
「先輩たちとは違うタイプの男がこの記録を達成したことに意義がある」と本人は語っている。



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