ちょっと昔のMLB1982−12


New York Mets(ニューヨーク・メッツ)ナ・リーグ東地区 6位
 65勝97敗.401


ニューヨーク州ニューヨーク市  シェイ・スタジアム

ニューヨーク・メッツ

1976年から最下位が3年連続で、5位が2年連続のお荷物になりかけていましたが
今季は開幕前の景気はダントツの1位でした。

シンシナティ・レッズから゛黒い大砲゛のジョージ・フォスターを200万ドルで移籍させた。
これで、ディブ・キングマン、エリス・バレンタインの3人で「100本塁打トリオ」の誕生だと
花火を大きく打ち上げた。

だが、いざ開幕すると「本塁打トリオ」ではなく三振を繰り返す「虚砲トリオ」だった。
バレンタインは開幕スタメンから外れて調子が出ないまま「メッツをやめたい」発言で
ブーイングを受けるハメに。

4番の゛コング゛キングマンは37本塁打で3年ぶり2度目のキングに輝いたが
打率.204ととても打率とはいえない数字では打点99とはいっても主砲と呼べるかどうか。
一時は、初の打率1割台の本塁打王誕生か?と騒がせたほどだった。

トリオのトリのフォスターは、7月14日までに10本塁打、48打点だったものの
その後は大スランプにはまり、3本塁打のみで彼もまたブーイングの標的になってしまった。

看板となるはずの打線のチーム打率は.247で全26球団中で下から2番目(レッズと同率)
では勝てるわけがないはずです。

それでも、不安視されていた若手投手陣は週間MVPをとる活躍を見せたランディ・ジョーンスや
チャールズ・パレオを中心として意外な健投をみせて、5月末時点では26勝21敗で3ゲーム差の
2位につけていた。

しかし、メッツのペナントレースは事実上この日で終ってしまった。
ここからは、ひたすらに負け続けることになる。

6月からは34勝76敗で、8月15日から31日までの15連敗(今季大リーグ最多記録)がトドメとなった。

若手で組んだ投手陣は防御率3.88とリーグ11位。
ジェシー・オロスコが4勝10敗2.72、エド・リンチが4勝8敗3.55、パレオが9勝9敗4.47の
成績だったが、与四球が582でリーグ最多と四球病(?)にとりつかれ、
投手コーチ出身のジョージ・バンバーガー新監督が何度もミーティングを開いたが、
逆にかえって萎縮したのか、かえって四球が増えていくという悪循環をくりかえしてしまった。

さらに「彼の欠場がなければ10勝は違った」と監督がグチった、
夏場での救援エースのニール・アレンのひじ痛はダメ押しのダメ押しになった。

この最悪の状況の中、ムーキー・ウイルソンがリードオフマンとして58盗塁(リーグ4位)を
マークしたことと、ベテランのクレイグ・スワンが11勝をあげてカムバックしたことが明るい話題だった。


●今季、リーグで3回しかなかったトリプルプレーをなんと2回マークしています。
8月3日のシカゴ・カブス戦、ラリー・ボーワのショートライナーを6ー4ー3で。
9月29日のこれもカブス戦、キース・モアランドのセカンドライナーを4ー3としたもの。
余談ですが、この2試合とも負けています。
     ★なんともはや・・・・。(^_^;)

●キングマンは37本塁打で3年ぶりにタイトルを奪取。
9月10日のセントルイス・カージナルス戦で8回に打った35号は
通算347本目にして初めてのランニングホーマーとなりました。
     ★どうせならランニングゼロでいってほしかった(笑)

●4月10日のカブス戦、先発パット・ザクリーは8回二死で、代打ボブ・モリナロに初ヒットを打たれ
ノーヒッターを逃して、その後に連打されて完封勝ちも出来なかった。
この大チャンスを逃したためか、完封勝ちは今季ゼロでした。
     ★チャンスは一度〜♪なんて歌があったなあ。

★タイトルホルダー

本塁打王デイブ・キングマン デイブ・キングマン    本塁打37

★月間MVP

なし

★月間MVP投手

なし

★週間MVP

5月17−23日  ランディ・ジョーンズ
7月15−18日  デイブ・キングマン

★オールスター

ジョン・スターンズ

★ゴールドグラブ

なし

★クラブ ハイ&ロウ

●最多連敗記録 15 − 8月15日(第二試合)ー31日
●1試合最多盗塁 6 − 8月4日atシカゴ 

Retired Uniform Numbers(永久欠番)

14 Gil Hodges(ギル・ホッジス)
37 Casey Stengel(ケーシー・ステンゲル)

1962−1982年
1430勝1903敗 .429


<ベストオーダー>        <スターター>        <ブルペン>

中  ムーキー・ウイルソン      ジェシー・オロスコ    ニール・アレン
遊  ボブ・ベイラー          クレイグ・スワン
右  エリス・バレンタイン       パット・ザクリー
一   デイブ・キングマン        チャールズ・パレオ
左  ジョージ・フォスター        ピート・ファルコーン
捕   ジョン・スターンズ         ランディ・ジョーンズ
三   ヒュービー・ブルックス
二   ロン・ガーデンハイヤー


★メッツグッズ!

Click Here! ←MLB レプリカジャージ(メッツ/ホーム)

この形が昔からのオーソドックスなモノですよ。
オレンジや黒もいいですけど、わたしはコレが好きです。
当然オススメ度★★★★★です。

Click Here! ←ニューエラ ニューヨーク・メッツ オーセンティックキャップ(ホーム用)

これも昔のスタイルに近いモノを選んでみました。
マイーファースト・MLBにあるチケットのシーバーは、このスタイル。
(まだご覧でない方は、ぜひ見てください)
オススメ度★★★★