1945年以来の好スタートをきった。開幕30試合で21勝9敗。この間のチーム防御率は
2.82とずば抜けて良かった。ライバルチームのヤンキースがゴタゴタ、ブリューワーズ、
オリオールズの不調を尻目に首位に躍り出たのである。
シーズンの序盤にだけ限れば、春のキャンプでのラルフ・ハウク監督のゲキが効を奏したといえた。
だが、長続きはしなかった。リリーフ陣にマーク・クリアー、トム・バーグマイアーそして
ボブ・スタンリーと万全のトリプル・ストッパーを配したにもかかわらず、先発陣が5回までも
しっかりと投げられないのである。
エースのデニス・エカーズリーでさえ、シーズンを通して5回までの防御率が4.50に近かった。
「ブルペンは一流、先発は三流」のらく印がはられてしまった。
完投は23でリーグ5位、チーム防御率は4.03でリーグ9位だった。
不振だった先発陣に対して、攻撃陣は今年もよく働いた。
特に前半戦は、大ベテランの43歳カール・ヤストレムスキーがDHの四番で健在を示して
オールスターにも出場して打率.275、16本塁打、72打点と後半やや失速したものの合格点。
チーム打率.274リーグ3位というように、ジム・ライスが.309、カーニー・ランスフォードが.301、
ドワイト・エバンスが.292、ジェリー・レミーが.280と主力組は恥ずかしくない数字を残している。
打てるチームにありがちな機動力不足が今後の課題といえる。
盗塁数は42でリーグ13位。下から2番目で、2ケタした選手はいない。
変化にとんだ攻撃が出来なかったことで、若手の走れる選手を早急に育てなければならないようだ。
期待のデイブ・ステイプルトンやボブ・オヘイダの成長がもう少しあれば違った展開になったかも
しれないシーズンだったといえるのではないだろうか。
今季も最大の弱点は解消されないいまま、閉幕してしまった。
★タイトルホルダー
なし
★月間MVP
なし
★月間MVP投手
なし
★週間MVP
なし
★オールスター
マーク・クリアー
デニス・エカーズリー
カール・ヤストレムスキー
★ゴールドグラブ賞
ドワイト・エバンス 外野手
★クラブハイ&ロウ
1試合最多本塁打ーダブルヘッダー両チーム=8
ボストン(1,4)vsボルチモア(0,3) 8月3日
1901年ー1982年
6405勝6117敗 .509
<記録 きろく キロク>
●延長戦は13勝5敗でリーグ1位だった。
10月2、3日のヤンキース戦で12回、11回と2日続けて勝ってシーズンを終えたが、
延長11回に7点入れたのが、6月4日のエンジェルス戦。
2点差を9回に追いつき、11回にランスフォードの本塁打、レミーの満塁からの三塁打などで
7点を奪った。
もう1点入れば、1951年のタイガース対アスレチックス戦の11回の最多得点8に並ぶところだった。
★もうちょっと早くに点が取れればいいのにねー。
●大ベテラン、ヤストレムスキーは、.275、16本塁打で健在だったが、9月1日には、100安打目を
打ち、ハンク・アーロンと並ぶ21度目の3ケタ安打の大リーグ記録をマークした。
来季は、44歳で初の2ケタ本塁打に挑むことになる。
★オジサンパワー全開です!
<ベストオーダー> <スターター> <ブルペン>
二 ジェリー・レミー デニス・エカーズリー マーク・クリアー
右 ドワイト・エバンス ジョン・チューダー トム・バーグマイアー
左 ジム・ライス マイク・トーレス マイク・スタンリー
指 カール・ヤストレムスキー ブルース・ハースト
三 カーニー・ランスフォード
中 リック・ミラー
遊 デイブ・ステイプルトン
一 ウエイド・ボッグス
捕 ゲーリー・アレンソン
★レッドソッグッズ!
←ネーム&ナンバーTシャツ(レッドソックス/シリング)レッド
元々86年ドラフト2位でレッドソックス入団。
オリオールズーアストロズーフィリーズーダイヤモンドバックスと
渡り歩いて古巣へ。
ペドロとならんで最強右腕。
オススメ度★★★★
開場は1912年なので92年目(?!)。
なんといっても左翼後方のグリーンモンスターが特徴。
高さ11.2mのかべです。
でも天然芝って美しい。。。。
オススメ度★★★★★