打率	試	打	得	安	二	三	本	点	盗
.３０７	1５６	５９２	１２０	1８２	３５	８	８	６９	６８

１９５５．１２．２２生まれ イリノイ州シカゴ出身

１９７４年、ドラフト１位（全米３位）でフィラデルフィア・フィリーズへ入団。

８０年、１００試合出場ながら、３３盗塁、打率．３３９で世界一のメンバーになった。

８１年オフに、ホワイティ・ハーゾク（セントルイス・カージナルス監督）の
策略でクリーブランド・インディアンスを経由してカージナルスへ移籍。

フィリーズ時代は出たり出なかったりだったが、新天地で迎えた８２年は、
左翼の定位置を確保してチーム（開幕１勝３敗後の）破竹の１２連勝に牽引した。

開幕１６試合は、打率．３４３、１３得点、１１盗塁でスタートダッシュに成功した。

特に、放出された対フィリーズ５試合で打率．４７６で５戦全勝の原動力となった。

トータルで１５６試合に出場して、打率．３０７、自慢の快足て６８盗塁がリーグ２位。
１２０得点で初の得点王に輝いて、リードオフとしてチームの世界一に大きく貢献した。

オフのＭＶＰ投票ではマーフィー（ブレーブス）に次ぐ２位だった。

盗塁王と首位打者の両方を狙える韋駄天である。

アメリカン・リーグ

Ｐａｕｌ　Ｍｏｌｉｔｏｒ（ポール・モリター） 右投げ右打ち

打率	試	打	得	安	二	三	本	点	盗
.３０２	1６０	６６６	１３６	２０１	２６	８	１９	７１	４１

１９５６．８．２２生まれ ミネソタ州セントポール出身

１９７７年、ドラフト１位（全米３位）でミルウォーキー・ブリューワーズに入団する。

翌７８年に正二塁手として抜擢された。

７９年に打率．３２２、１６三塁打（２位）の好成績を残した。

だが、８１年はチーム事情で中堅手にコンバートされたがソツなくこなして わずか４エラー という成績。

８２年には、三塁手へコンバート。

たびたびのコンバートにもアジャスト（適応）して
"イグニッション（点火装置）"といわれたリードオフマンとして
１６０試合に出場、打率．３０２、２０１安打（３位）、１９本塁打、４１盗塁、
そして、１３６得点で得点王に輝いた。

やや広めのスタンスからほぼノーステップでパワフルな打球を
左右に打ち分けるセンスあふれる若きリーダーは
チームの初のリーグ優勝に大きく貢献して
まさに“イグニッション”というべきシーズンだった。