Monthly News−Sep.Oct.(9月、10月)


●8月から9月にかけて、各チームのエース級の投手の移籍が相次ぎました。

ドン・サットン(ヒューストン・アストロズ)、ドク・メディッチ(テキサス・レンジャース)が
ミルウォーキー・ブリューワーズに。
トミー・ジョン(ニューヨーク・ヤンキース)がカリフォルニア・エンジェルスに
ジョン・デニー(クリーブランド・インディアンス)がフィラデルフィア・フィリーズにという具合。

移籍した先は、いずれもペナント争いをしているチームで、いわゆる”フラッグ・ディール”
(優勝旗をとるための)というもので、今季は例年にも増してこの傾向がはげしかったのです。

メディッチは、8月から4勝、サットンは9月だけで4勝を稼いでいます。
しかも、サットンは優勝決定試合(最終戦)で勝ち投手になり、抑えのローリー・フィンガースを
故障で欠いていたブリューワーズには、大きな補強となりました。

ジョンは、中継ぎに回されてくさっていたが、移籍後に9月だけで4勝をあげて、エンジェルスを
助けることになりました。

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●「ポップス」のニックネームで人気のあったウィリー・スタージェルが今季限りで
現役を引退しました。

ゲイロード・ペリー、ピート・ローズ、カール・ヤストレムスキーなど40歳を超えている大ベテランが
まだ大勢活躍しているので、もったいないような気がしますが下半身の衰えは隠すことはできませんでした。
(いずれコラムで書きますので。)

ウイリー・スタージェル 1962年からピッバーグ・パイレーツ一球団だけでプレーしました。
’63年から’80年まで18年連続2ケタ本塁打を記録、通算本塁打は475本でした。
’71年に48本、’73年に44本で2度の本塁打王になり、’79年は無冠ながら
MVPを受賞しました。

今季は代打専門で74試合、打率.233、2本塁打、17打点でした。
最終戦の10月3日に先発出場して、1回に投手強襲安打を放ち、代走と交代する時には
1万5000人のファンのスタンディング・オベーションを受けながらの別れとなりました。

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●ボルティモア・オリオールズのアール・ウイーバー監督が今季限りで勇退しました。

1968年の途中で監督に就任してから、なんと14年半の長期政権でした。
地区優勝6回、リーグ優勝3回、1970年には世界一にもなっています。

通算1354勝919敗、勝率.596の好成績。
ですが、ウイーバーの代名詞といえば、『退場』でしょうか。
通算退場数(?)は86回で、今季も7月にシアトル・マリナーズ戦で審判の顔をこずいて
通算5回目の出場停止の処分も受けました。老いても盛んなわけです。

今季は後半で猛追をみせて、ブリューワーズと最終戦までデッドヒートを繰り広げたが
この一戦に負けて引退の花道を優勝で飾ることは出来ませんでした。

試合後にファンの「アール、アール」の大合唱のなか、名物監督は笑顔でスタンドに
帽子をふり、グラウンドを去っていきました。

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●両リーグの4地区で近年ないくらいの白熱したペナントレースが終盤まで続きました。

トップで地区優勝が決まったのが、9月27日のナ・リーグ東のセントルイス・カージナルス。
ここでも、10日ほど前にはフィラデルフィア・フィリーズとゲーム差なしで競っていたのを
一気の8連勝で決めたものでした。

次が、ア・リーグ西のカリフォルニア・エンジェルスで最終前日の10月2日に優勝を決めました。

残りの二地区は最終日の10月3日へ持ち越しました。

ア・リーグ東はミルウォーキー・ブリューワーズがボルティモア・オリオールズとの直接対決4連戦で
3連敗。やっと最終戦で勝って初優勝。
ナ・リーグ西はアトランタ・ブレーブスがサンディエゴ・パドレスに負けたものの、同率だった
ロサンジェルス・ドジャースがサンフランシスコ・ジャイアンツに負けたためにブレーブスが優勝しました。

終盤まで競った戦いが続いたために、大リーグの観客動員数は(当時の)史上最高の
4458万人を記録して、7球団で球団記録を更新しました。


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なかなか、パイレーツものはないんですよ。
いまいち人気がないからですかね。今季は5割前後をさまよってます。
でも、お騒がせのラウル・モンデシーが復帰してきましたからこれからでしょう。
昔の黒と黄色はかっこ良かったんですけど・・・。
でもオススメ度★★★

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昔の使用に近いものです。
グローブをデザインしたマークがかわいい!
マーダローズ・ロー(殺人打線)の頃です。
オススメ度★★★★

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オリオール・バードのかわいいキャップです。
ベースは州鳥のムク鳥です。昔のはマンガチックでした。
オススメ度★★★★