ちょっと昔のMLB 1982−11


Detroit Tigers(デトロイト・タイガース)アメリカン・リーグ東地区
4位 83勝79敗 .512


ミシガン州デトロイト  タイガー・スタジアム

昨年と同様に若いチームの勢いのままに開幕から飛び出していった。
4月17日から快進撃の8連勝!5月のも7連勝があって前半戦はレッドソックスと
マッチレースの様相を呈していた。

ジャック・モリス、ダン・ペトリー、ミルト・ウイルコックスの3本柱は、スパーキー・アンダーソン監督の
「3人で55勝」とまではいかなかったが、44勝(モリス17勝、ペトリー15勝、ウイルコックス12勝)を
あげて、新人のジェリー・ユージャーが10勝してトレードで放出したダン・シャッツダーの穴を埋めた。
チーム防御率3.80はリーグ1位の好成績になった。

だが、もの事は順調には運ばないもので、開幕から3勝無敗、防御率1.63とまさに絶好調だった
デイブ・ロゼマが、5月14日の対ミネソタ・ツインズ戦の乱闘騒ぎでヒザを痛めて、残りのシーズンを
棒にふってしまった。
さらに、昨年13セーブをあげたケビン・ソーシェイが夏場から突然のノーコン病にとりつかれて
ファーム落ちに。その後は一度もマウンドに立てなかった。
さらに、さらに、リリーフエースのオーレリョ・ロペスが肩を痛めてファーム落ち、これも完治しなかった。

リーグ最高の先発陣だけでは、162試合の長丁場は乗り切れなかった。

打撃陣では、シャッツダーと交換で来たラリー・ハーンドンと「ミスター・タイガース」のランス・パリッシュが
目立った。
ハーンドンの13三塁打はリーグ2位、23本塁打、88打点、パリッシュは32本塁打、87打点と
しっかりと自分の責任を果たしたといえそうだ。

勝負強かったスティーブ・ケンプと交換でやってきたチェット・レモンは、昨年の.302から.266と
成績がダウンしたうえに、「デトロイトは水に合わない」の発言で監督やファンを失望させてしまった。

失望させた人物がもう一人。
昨年の活躍で三番も予定されていたカーク・ギブソンだが、手首の故障などでわずか69試合の出場にとどまってしまった。
トレーナーからの出場OKにも再発を恐れたのか、出場しなかったこともあり、技術よりもプロフェッショナル
としての精神を鍛えたほうがいいのでは、という声も出たほど。

また一番打者が固定できなかったのも、誤算の一つではないだろうか。
ウイテカー、レモンは一番になった途端にスランプになり、ギブソンは故障するなど
「一番はダメ」という変なジンクスも生まれてしまった。

結局、開幕から若さで飛び出したものの、オールスターまでも持たずに尻すぼみになってしまい、
首位ブリューワーズから12ゲーム差の4位で終幕してしまった。

ランス・パリッシュ ★タイトルホルダー

なし

★月間MVP

なし

★月間MVP投手

なし

★週間MVP

5月17−23日  ラリー・ハーンドン 打率.520、長打率1.040、4打席連続本塁打

★オールスター

ランス・パリッシュ

★ゴールドグラブ

なし

★クラブ ハイ&ロウ

●1試合最多本塁打(1チーム) 5 − 8月13日対カンザスシティ
●1イニング最多得点 11 − 7月15日対ミネソタ(1回) 

<記録 きろく キロク>

●ラリー・ハーンドンは、5月18日のミネソタ・ツインズ戦で3本塁打して、前の試合とあわせて
 大リーグタイ記録となる4打席連続本塁打をマークした。
 一日おいた20日のオークランド・アスレチックス戦では5打数5安打して、前後5試合で
 21打数13安打の猛打を見せて週間MVPに輝いた。
      ★今季チームで唯一の賞を取った人でーす。

●主砲のランス・パリッシュはヤンキースの往年の名捕手のヨギ・ベラが持っていた
 捕手のシーズン最多本塁打30のリーグ記録を破る32本塁打を放った。
 5月15日のミネソタ・ツインズ戦で、前日のギブソンのサヨナラ本塁打に続き
 2日連続のサヨナラ本塁打した。
 9月13日のミルウォーキー・ブリューワーズ戦でも延長11回2−3の1点ビハインドで
 ピート・ラッドからサヨナラ2点本塁打して地元のファンを大いに興奮させた。
      ★2日続けてのサヨナラ本塁打とはまさに小説のような幕切れ!

★Retired Uniform Numbers(永久欠番)

6 アル・ケーライン(Al Kaline)・・・・・・・・1980
2 チャーリー・ゲリンジャー(Charlie Gehringer)・・・・・1983(予定)
5 ハンク・グリーンバーグ(Hank Greenberg)・・・・・・・1983(予定)

<ベストオーダー>       <スターター>         <ブルペン>

二 ルー・ウイテカー       ダン・ペトリー           ケビン・ソーサ
一 エノス・カベル        ミルト・ウイルコックス       デイブ・トービック
左 ラリー・ハーンドン      ジェリー・ユージャー       パット・アンダーウッド
捕 ランス・パリッシュ      ジャック・モリス           オーレリョ・ロペス
指 マイク・アイビー
右 チェット・レモン
三 トム・ブルッケンス
中 グレン・ウイルソン
遊 アラン・トラメル

1901〜1982年
6521勝6092敗 .517

_________________________________

★タイガーグッズ!(ウッズ?!)

Click Here! ←MLB チームロゴTシャツ(タイガース)

左胸にDと虎のTシャツです。
昨年の成績不振を振り切るように開幕からスタートしてます。
5月16日現在で3位につけています。
タイガースが強くなればもっと盛り上がるはず。
オススメ度★★★★

Click Here! ←オーセンティックTシャツ(タイガース/Navy)

現在型のTシャツです。
打率ベスト20にロドリゲス、ホワイト、ギーエンと3人はいってます。(5月16日現在)
マロースが4勝あげて、頑張ってます。元気をもらいましょう。
オススメ度★★★★

Click Here! ←Majestic Batting Practice Jersey(タイガース ロード用)

ちょっと寒いときに。合わせやすい紺地です。レア系ですよ。
胸にはデトロイトだから阪神には間違えられないでしょう。
帽子とセットなら完璧!
オススメ度★★★

Click Here! ←オーセンティックキャップ(デトロイト タイガース ホーム用)

キャップはホンモノとまがいものははっきりわかります。
MLBファンはモノホンを・・・。
オススメ度★★★★★