ＭＶＰ

Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｌｅａｇｕｅ

Ｄａｌｅ　Ｍｕｒｐｈｙ（デール・マーフィー）　Ａｔｌａｎｔａ　Ｂｒａｖｅｓ

Ｄａｌｅ　Ｂｒｙａｎ　Ｍｕｒｐｈｙ
１９５６．３．１２生まれ
オレゴン州ポートランド出身
右投げ右打ち



ナショナル・リーグＭＶＰのデール・マーフィーは、昨年に続き２年連続のＭＶＰ。
ナショナル・リーグで２年連続は、アーニー・バンクス、ジョー・モーガン、
マイク・シュミットに次ぐ史上４人目の快挙だった。

ＢＢＷＡＡ（全米野球記者協会）の２４票のうち、１位が２１票、２位が２票、５位が１票の
合計３１８点で圧倒的な勝利だった。

打率．３０２（５位）、３６本塁打（２位）、１２１打点（打点王も２年連続）、１３１得点（２位）、
１７８安打（５位）、３０盗塁とチームを牽引したことが評価された。

中でも、３０本塁打、３０盗塁を同時に達成したのは、マーフィーで７人目、１１度目。
しかし、これに打率３割を加えると、たった４人しかいないことが特筆される。
ケン・ウイリアムス（セネタース）、ウイリー・メイズ、ハンク・アーロンに次ぐものだ。

まさに打てて、守れて、走れる「コンプリート・プレーヤー（完璧な選手）」と呼ばれる所以だ。

シーズン終了後、４年契約を交わし、年棒は１３０万ドル。
トップクラスの高給取り（当時）になったマーフィーは、まだ２７歳である。

Ａｍｅｒｉｃａｎ　Ｌｅａｇｕｅ

Ｃａｌ　Ｒｉｐｋｅｎ　Ｊｒ（カル・リプケン・Ｊｒ）　Ｂａｌｔｉｍｏｒｅ　Ｏｒｉｏｌｅｓ

Ｃａｌｖｉｎ　Ｅｄｗｉｎ　Ｒｉｐｋｅｎ　Ｊｒ
１９６０．８．２４生まれ
メリーランド州ハバードグラス出身
右投げ右打ち



父リプケン・Ｓｒは、マイナーの捕手兼一塁手で大リーグに上がったことはない。
その父から英才教育を受けたＪｒは、７８年ドラフト２位で父のいるオリオールズ入り。

マイナーで順調に育ち、８１年に３Ａインターナショナル・リーグで新人王。
８２年は、大リーグで新人王と一生に一度といわれてる新人王を２年連続で獲得した。

８２年は、新人の当たり年でケント・ハーベック、ウエイド・ボッグス、エド・バンデバーグらを
押しのけての新人王だった。

そして８３年、「２年目のジンクス」を心配されながら、
１６２全試合に出場して打率．３１８（５位）、２７本塁打、１０２打点、１２１得点（１位）、
２１１安打（１位）、１７勝利打点とチームを牽引した。

このリプケンとエディー・マレーのワンツーパンチでオリオールズは、１３年ぶりの世界一に輝いた。

ベストナインにも選ばれ、今後１０年間は、アメリカン・リーグのベストナイン遊撃手であろう、と
いわれているリプケンである。

カル・リプケン Jr.
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ボルチモア・オリオールズ/ホーム

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