AWARD WINNER 1983

STOLEN BASES(盗塁王)

National League

Tim Raines(ティム・レインズ) Montreal Expos


Tim Raines(ティム・レインズ)


1959.9.16生まれ
フロリダ州サンフォード出身 左右打ち右投げ
Timothy Raines



1977年、ドラフト5位でモントリオール・エクスポス入り。

79年に2A級メンフィスでオールスター・チームに選抜。
80年には、3A級デンバーで打率.354、77盗塁で首位打者と盗塁王、
そして、マイナー・リーグMVPに選出された。

大リーグデビューは、79年。
大リーグ定着は、81年からで、それまで二塁手だったが、
正左翼手のロン・レフロアがいなくなったため、外野にコンバートされた。

その81年は、開幕からコンスタントに打ちまくり、自慢の足では、5月2日に
ドジャースのマイク・ソーシアに刺されるまで20連続盗塁成功を記録。
79年の2、80年の5を加えて、デビューから27連続盗塁成功の新記録を作った。

55試合で50盗塁をマークしたが、ストライキのためにシーズンが中断。
結局は、71盗塁で自身初の盗塁王に輝いた。

だが、新人王は大フィーバーを巻き起こしたフェルナンド・バレンズエラに
持っていかれてしまった。

翌82年も78盗塁で2年連続の盗塁王。

83年は、90盗塁、133得点、21捕殺の3部門でリーグ1位。

3年連続で盗塁王に輝いた韋駄天は、無限の可能性を秘めたスイッチヒッターである。


American League

Rickey Henderson(リッキー・ヘンダーソン)Oakland Athletics

Rickey Henderson(リッキー・ヘンダーソン)


1958.12.25生まれ
イリノイ州シカゴ出身 右打ち左投げ
Rickey Henley Henderson



1976年のドラフト4位でオークランド・アスレチックス入り。

79年に大リーグデビュー。
この年、89試合で33盗塁をマーク。

80年に正左翼手となり、158試合で100盗塁して初の盗塁王。
さらに極端なクラウチングスタイルで117四球、打率.303もマークした。

変則シーズンの81年は、135安打、89得点、56盗塁の3部門でリーグ1位。

82年は、ルー・ブロックの118を大きく伸ばす、130盗塁で3年連続盗塁王。

83年は、108盗塁で4年連続の盗塁王に輝いた。

出れば走るヘンダーソンが、盗塁記録をどこまで伸ばすか、楽しみである。



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