Old Players Choice

AL SPALDING(アル・スポルディング)

Albert Goodwill Spalding

1850.9.2生まれ1915.9.9没
イリノイ州バイロン出身

1871年にナショナル・アソシエーション誕生時に、ボストン球団に参加。
21歳のスポルディングは、19勝10敗、防御率3.36という成績で最多勝。

72年は、なんと38勝8敗 防御率1.87 404.2投球回で連続最多勝。
48先発で41完投でした。
73年、41勝14敗2セーブ 防御率2.46、55先発で47完投で3年連続最多勝。

74年、52勝16敗 防御率1.92、69先発で65完投、617.1投球回で4年連続最多勝。
75年、54勝5敗 防御率1.59、62先発で52完投、570.2投球回で5年連続最多勝。

そして1976年、ナショナル・リーグ誕生でシカゴ・カブスへ移籍。
監督兼任ながら、47勝12敗 防御率1.75、60先発53完投で
ナショナル・リーグ初の最多勝投手に輝き、チームは優勝でした。

しかし、6年間で2800イニング以上投げた事が災いし、
77年は4試合に登板、1勝0敗のみ。
以降は、一塁や二塁を守りました。

監督は77年限りで辞め、選手としても78年に1試合出て引退。
27歳の若さでした。
この引退してからスポルディングは、色々なことを行います。

1890年発行の公式ガイド 76年から始めていたスポーツ用品店(ずばり!スポルディング社です)に専念し、
ナショナル・リーグの公認使用球の権利を独占し、
オフィシャル・ガイドの発行も任されました。(→です)

1882年からはシカゴ・カブスの球団社長として、球場整備や
ギャンブラーからの球界の清浄化につとめたとされています。

1888年から89年にかけて、ベースボールを広める為に、
オールスター・チームを率いて、海外巡業を行いました。
だが、思ったような成果はなかったといわれています。

スポルディングは、1900年代初めにベースボールの起源について
調査委員会を設立し、調査を始めました。

1908年に調査委員会は、公式見解を発表しました。
「ベースボールは、1839年にニューヨーク州クーパースタウンで
アブナー・ダブルデーによって考案された」と。

しかし、この説は、アメリカのベースボールが「英国のラウンダース」から生まれた
という説に異議を唱えたスポルディングが識者たちを丸め込んででっちあげたものと
いわれています。

そんなスポルディングも球界の外でも幅広く活躍し、シカゴでの万博に尽力したり、
オリンピックで委員をつとめたりもしました。
1900年には、パリ万博でフランス政府から勲章も授与されました。

大リーグにおける、創始者の一人であることは、事実です。

●通算記録
347試合 252勝65敗12セーブ 326先発 280完投 24完封
2887.1回 防御率2.04=7年

●Pitching Stats
SEAZON

 1871
 1872
 1873
 1874
 1875
 1876
 1877

 TEAM

 Boston Braves
 Boston Braves
 Boston Braves
 Boston Braves
 Boston Braves
 Chicago Cubs
 Chicago Cubs

 W

 19
 38
 41
 52
 54
 47
  1

 L

 10
  8
 14
 16
  5
 12
  0

 ERA

 3.36
 1.87
 2.46
 1.92
 1.59
 1.75
 3.27

 G

 31
 48
 60
 71
 72
 61
  4

 GS

 31
 48
 55
 69
 62
 60
  1

 CG

 22
 41
 47
 65
 52
 53
  0

 SHO

  1
  3
  1
  4
  7
  8
  0

 SV

  0
  0
  2
  0
  9
  0
  1

 IP

 257.1
 404.2
 497.2
 617.1
 570.2
 528.2
  11.0

 


★メジャーリーグッズ!

←アメリカン・ベースボール

日経ナショナル・ジオグラフィック社刊。
ちゃんと日本語に訳されていますから大丈夫です。
大リーグの歴史とともに、貴重な写真が満載です。
オススメ度★★★★★

cover←MAJOR LEAGUE BASEBALL 球史に輝く名場面30選

ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックの時代からバリー・ボンズ、イチローまで!!
1905年から2001年のMLB史上に残る名場面を厳選した歴史的作品。

ヤンキー・スタジアムでのルー・ゲーリックの引退スピーチ他、各場面にまつわる映像を追加収録

オススメ度★★★★★
(とにかくいいです。涙が出ます。。。)

Baseball's Best Shots: The Greatest Baseball Photography of All Time

グラフィックがとても美しいと評判の写真集です。
日本人では、NOMOが載っています。
シーズンオフでも見れば血が騒ぎますよ。
オススメ度★★★★★

Baseball Guide 2006: Ultimate 2005 Preview And 2005 Review

私自身も長々と買い続けています。
年々タイトルが長くなりますが、「Baseball Guide」です。
2005年の全選手の記録、歴代AWARD、マイナー・リーグの記録まで。
オススメ度★★★★★(新刊)

Complete Baseball Record & Fact Book 2006

さらに深く記録を追求した一冊です。
各球団の記録から、大リーグ創設からに渡る記録まで。
一見の価値あり。
オススメ度★★★★★(新刊)

The Best of Baseball Digest

副題が
The Greatest Players, the Greatest Games,
the Greatest Writers from the Game's Most Exciting Years
ですから、大リーグの歴史を創った選手、試合などをピックアップした
と思われます。
すいません、これはまだ手に入れていませんので。。。
オススメ度★★★★(かな?新刊)

The Baseball Register & Fantasy Handbook 2006

The Complete Guide to Major League Players & Prospects (Baseball Register)
副題にComplete Guideと入るだけあって、現役選手の記録を
マイナーからComplete にカバーしています。
巻末に Fantasy Baseball用の資料があります。
オススメ度★★★★(新刊)

The Bill James Handbook

ご存知、数字のビル・ジェームス著です。
なんとなく数字を追うだけでも楽しめますが、力はいります。
オススメ度★★★

メジャーリーグこそ我が人生―パンチョ伊東の全仕事

大リーグといえば、パンチョ。パンチョといえばメイジャーリーグ(伊東さんの発音)。
読まなければ、大リーグは語れませんよ。
もちろん私は読みましたよ。
あまりに多すぎて全部載せきれなかったとか。。。。
第二弾を期待してます。絶対オススメ度★★★★★