The All Century Team



大リーグ100年の歴史上において活躍した人々の中から
選び抜かれた「The All−Century Team」メンバー達。




Lefty Grove(レフティ・グローブ)





Robert Moses Grove
1900年3月6日〜1975年5月22日
メリーランド州ロナコニング出身




「スモークボール」と呼ばれた剛速球で史上最高の左腕投手。


1920年にマイナーリーグのボルチモア球団に入団。
5年間で112勝(一説には109勝)を上げ、25年にフィラデルフィア・アスレチックスが
当時としては史上最高額となる10万500ドルの移籍金を払ってグローブを入団させた。
同年4月に大リーグデビュー。
1年目は10勝12敗、リーグ最多の116奪三振と131四球の荒れ球投手だった。

26年は13勝13敗、防御率2.51で最優秀防御率のタイトル。
194奪三振で連続奪三振王に輝いた。

27年に20勝をあげてから33年まで7年連続で20勝以上をマーク。
1年目の25年から続く奪三振王は、33年まで7年連続で輝いた。

29年から32年までは、4年連続最優秀防御率となり、以前の荒れ球は払拭された。

34年にボストン・レッドソックスへ移籍。
この年は、怪我もあり8勝に終わったが、翌35年に20勝12敗と復活。
防御率2.74で6度目の最優秀防御率にも返り咲いた。

36年、38年、39年と最優秀防御率を獲得し、41年限りで引退した。

47年、殿堂入りに選出された。

17年間で300勝141敗、防御率3.06、2266奪三振、
通算勝率.680は、300勝以上の投手では史上最高。
まさに史上最高の左腕投手でした。


通算成績
616試合 457先発 298完投 35完封 300勝141敗 
3940.2回 2266奪三振 1187四球 防御率3.06=17年

タイトル
最多勝4回(1928,30,31,33年)、
最優秀防御率9回(1926,29,30,31,32,35,36,38,39年)、
最多奪三振7回(1925,26,27,28,29,30,31年)
アメリカン・リーグ MVP1回(1931年)