◆Major League Season PlayBack 1983

CARIFORNIA ANGELS(カリフォルニア・エンジェルス)

アメリカン・リーグ 西地区 5位 70勝92敗 勝率.432


82年の地区優勝チームらしく、4月を13勝8敗で好スタート。

5月末時点でも、27勝20敗で1位をキープしていた。
しかし、6月24日に首位を明渡すと、27日から1ヶ月間で連勝なし、
という異常事態をまねき、以降はズルズルと後退していった。

敗戦の最大の理由は故障者続出だろうか。

リリーフエースとなるはずのドン・アーシーが肩の手術でシーズンを棒に振り、
ブライアン・ダウニング、ブルース・キーソン、ジェフ・ザーン、ダグ・デシンセら
主力も含めて、DL入りしたのが合計14人も出てしまった。

これでは、まともに戦えるはずもなく、オールスターまで首位戦線にいたのが
不思議なくらいだった。

これだけの故障者続出の中、限界説がでたのがレジー・ジャクソン。
打率.194、14本塁打、49打点。
例年、夏場に調子を上げてくるのに、今季は8月に本塁打ゼロという超不振。

昨年ブレークした期待のデシンセが、打率.313、15本塁打、46打点で
オールスター選出も、後半戦は、背中を痛めたために3本塁打しか打てなかった。

ロッド・カルー

そんな故障者続出の中、孤軍奮闘したのがロッド・カルー。
15年連続打率3割と今季も安打製造機ぶりをみせつけた。

春先から猛烈に打ち出し、一時は打率5割のときもあったほど。
1977年に打率.388をマークしたとき、マスコミに振り回された経験から、
今季は報道規制したものの、後半に成績を落とし、打率.339で2位に終わった。
だが、打率、安打数でチーム1位をマークした。


投手陣でも限界説が出たのが、トミー・ジョン。
11勝13敗はそこそこながら、防御率が4.33では、というもの。

そのジョンのほかに、キーソンとケン・フォーシュ、ルイス・サンチェスが
2ケタ勝利をあげたが、2年目のサンチェスが成長したのが、唯一の救いか。

チームの高齢化が故障者続出を招いたともいわれ、
来季まで契約延長した名将ジョン・マクナマラの手腕が問われる来季になる。


★月間MVP

なし

★月間MVP投手

なし

★週間MVP

5月 2− 8日 ロッド・カルー

★タイトル

なし

★オールスター

ボブ・ブーン
ロッド・カルー

★ゴールドグラブ

なし

★クラブハイ&ロウ

1試合最多観客動員数 63,132 KansasCity at Carifornia 7月4日

●1901年ー1983年
1745勝1916敗 .477


<記録 きろく キロク>

●15年連続打率3割のロッド・カルー。
 春先のダッシュは素晴らしく、5月6日までが96打数48安打で.500。
 4月22日に自身7度目の1試合5安打、4安打が3回、3安打が5回と
 先発出場した21試合で3安打以上を9回も記録した。
     ★まさに、ボールが止まって見えていたんでしょうね!

●4月27日のデトロイト・タイガース戦。
 フレッド・リンとダリル・スコニアーズがグランドスラムを放ち、
 球団史上初の1試合2本のグランドスラムを記録した。
 スコニアーズは、5月8日のクリーブランド・インディアンス戦でも放ち
 シーズン8本塁打中2本がグランドスラムという意外性を発揮した。
     ★伏兵の一撃は効くんですよね!

●ブライアン・ダウニングが続けていた連続試合無失策が244でストップ。
 7月22日のデトロイト・タイガース戦でエラーが付いた。
 アメリカン・リーグ記録は更新したが、大リーグ記録まで、あと22試合だった。
     ★記録を続けるのは大変です。ご苦労様です!


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 ボブ・ブーン
一 ロッド・カルー
二 ボビー・グリッチ
三 ダグ・デシンセ
遊 ティム・フォーリ
左 ブライアン・ダウニング
中 フレッド・リン
右 エリス・バレンタイン
指 レジー・ジャクソン

<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
ケン・フォーシュ
トミー・ジョン
ジェフ・ザーン
ブルース・キーソン
マイク・ウィット

<CLOSER>
ルイス・サンチェス

<BULLPEN>
アンディ・ハスラー
ジョン・カーティス
リック・ステイラー



Carifornia Angels Goods!

←オーセンティックチーム プライド Tシャツ

誕生したのが、1961年。
最初は、ロサンジェルス・エンジェルスだった。
1年目は、70勝91敗で10球団中8位だった。
オススメ度★★★★

←カリフォルニア・エンジェルス 1965

1965年途中から州名のカリフォルニアをつけた。
ドジャー・スタジアムを間借りして、エンジェルスの試合時は
チャベス・ラバインと呼んだ。
オススメ度★★★★

←NEW ERA オーセンティック オンフィールドキャップ2007

1997年からは、アナハイム・エンンジェルスと三度改称。
それまでのアナハイム・スタジアムをエジソン・インターナショナル・
フィールドと改称した。
オススメ度★★★★

←レプリカジャージ(エンジェルス/ホーム)

初優勝は1979年。
ジム・フレゴシ監督だった。
ALCSは、BALと対戦したが、1勝3敗で敗退した。
オススメ度★★★★

←エレベーション ゲーマージャケット

1982年、86年も地区優勝したが、ALCSで敗退。
ポストシーズンの壁は厚かった。
オススメ度★★★★

←ワールドシリーズチャンピオン2002(Video)

2002年は、ワイルドカードでポストシーズン進出。
DIVでNYY,ALCSでMINを破り、初のワールドシリーズへ。
SFと第7戦まで激闘を繰り広げ、4勝3敗で球団初の世界一へ上り詰めた。
オススメ度★★★★★