◆Major League Season PlayBack 1983

ATLANTA BRAVES(アトランタ・ブレーブス)

ナショナル・リーグ 西地区 2位 88勝74敗 勝率.543


四月を14勝5敗と好スタート。

同じく好スタートを切ったドジャースと前半からマッチレースを繰り広げた。

五月末では、2.5差の2位、六月末は、1ゲーム差の2位、
しかし、七月末には、一気に5.5差をつけて首位に出た。

好調の打撃陣が投手陣を引っ張る形だった。

2年連続地区優勝の声が出始めた8月15日に悪夢は起こった。

この日まで打率.303、20本塁打、68打点で打線を牽引していた
4番ボブ・ホーナーが右手骨折でリタイアしてしまったのである。

それでも、2位ドジャースとは、まだ5.5差があり、焦る必要はない筈だった。

だが、ここからドジャースが息を吹き返す。

もう一枚のデール・マーフィーが1ヶ月間で打率.366、7本塁打、27打点と
孤軍奮闘したが、心理的なダメージは拭い去れなかった。

終盤のバタバタはフロントにも作用し、一番打者で活躍したブレット・バトラーを
お払い箱寸前のレン・バーカーと交換するなどの大失態を演じた。

トドメは、残り14試合の時点で、まだ4ゲーム差でありながら、
オーナーのテッド・ターナーが敗北宣言をしてしまったことかもしれないが。

MVPのデール・マーフィー 打の主役は、今年もマーフィー。
162試合で打率.302、36本塁打、121打点、131得点、30盗塁と
オールラウンドな活躍で2年連続のリーグMVPに輝いた。

脇役のラファエル・ラミレス、ブルース・ベネディクトらの成長も見逃せない。

投手陣では、新人のクレイグ・マクマートリーと2年目のパスカル・ペレスが
ともに15勝をあげ、チームの稼ぎ頭となった。


ひどかったのが、リリーフ陣で、
FA入りしたテリー・フォースターが3勝13セーブで及第点だったが、
スティーブ・ベドロシアンは9勝19セーブながら、防御率が3.70で
来季は先発転向になった。

ジーン・ガーバーがもっともひどく、4勝9セーブ、防御率4.60。

チーム打率.272はリーグ1位、チーム防御率3.67はリーグ7位で
今季も「打高投低」は変えられず、連続地区Vを逃す事となった。


★月間MVP

9月 デール・マーフィー

★月間MVP投手

4月 パスカル・ペレス

★週間MVP

5月23−29日 ボブ・ホーナー
7月 4−10日 クリス・チャンブリス
8月15−21日 ジェラルド・ペリー
8月29−9月4日 デール・マーフィー

★タイトル

デール・マーフィー MVP
デール・マーフィー 打点王(121)

★オールスター

ブルース・ベネディクト
グレン・ハバード
デール・マーフィー
パスカル・ペレス

★ゴールドグラブ

デール・マーフィー 外野手
フィル・ニークロ  投手

★クラブハイ&ロウ

1イニング連続最多四球タイ 7  5月25日 3回
1試合最多ダブルプレー 5  5月20日atセントルイス
1試合最多残塁 18  7月29日atサンディエゴ(12回)

●1901年ー1983年
6013勝6863敗 .467


<記録 きろく キロク>

●大リーグ史上4人目の打率3割、30本塁打、30盗塁をマークした
 デール・マーフィーだが、2年連続打点王は球団初の出来事だった。
 さらに、131得点は、1966年のフェリペ・アルーの122を破る
 新記録でもありました。
     ★さすが、2年連続リーグMVP!

●スティーブ・ベドロシアンは、9月3日のパイレーツ戦でマイク・イーズラーに、
 9月14日のレッズ戦でニック・エサスキーに満塁弾をあびたが、
 2試合とも先発はフィル・ニークロだった。
 パイレーツ戦が2−0から、レッズ戦が同点から打たれたものだった。
 さらに、8月25日のカージナルス戦で9回ウラに同点で登板し、
 初球をジョージ・ヘンドリックにサヨナラ本塁打されて、1球で敗戦投手になった。      ★まさに壊し屋!


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 ブルース・ベネディクト
一 クリス・チャンブリス
二 グレン・ハバード
三 ボブ・ホーナー
遊 ラファエル・ラミレス
左 ブレット・バトラー
中 デール・マーフィー
右 クローデル・ワシントン

<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
クレイグ・マクマートリー
フィル・ニークロ
パスカル・ペレス
ケン・デーリー
リック・キャンプ

<CLOSER>
スティーブ・ベドロシアン

<BULLPEN>
テリー・フォースター
ドニー・ムーア
ジーン・ガーバー





ATLANTA BRAVES(アトランタ・ブレーブス) Goods!

←クーパーズタウン コットンジャージ

創設は、1876年。
ボストン・レッドキャップスでスタート。
2年目の77年に初優勝。78年も連続V。
オススメ度★★★★

←Tiki Hut (Black/Ivory)

80年代のAマークをあしらったキャップです。
フィル・ニークロやデール・マーフィーなどが活躍しました。
現NYYのジョー・トーレも監督をしていました。
オススメ度★★★★

←オーセンティックジャージ(オルタネート)

ブレーブスの「赤」のイメージは薄いですね。
でも、正式なユニフォームです。
また、レッドキャップスに戻すのかな。
オススメ度★★★★★

←バッティングプラクティスキャップ

絶対にかぶるならプラクティスキャップがオススメ。
ウールものはちよっとごついです。
夏の必須アイテムのひとつです。
オススメ度★★★★