◆Major League Season PlayBack 1983

CHICAGO CUBS(シカゴ・カブス)

ナショナル・リーグ 東地区 5位 71勝91敗 勝率.438


82年の体質改善が生きてくるかと思われた83年。
だが、思ったようにはいかなかった。

まず、4月を6勝14敗の最下位スタート。

ロサンジェルス・ドジャースから移籍のロン・セイが開幕から
絶不調で、地元でもブーイングを受ける始末。

昨年の10勝投手のデッキー・ノールズがアルコール問題で
出てきたのが、6月になってからという事態に。

一番盛り上がったのが、6月中旬からの1ヶ月で
投打がかみあい、7月初旬の首位エクスポスとの5連戦は、
連日、大観衆がつめかけ、3勝2敗と勝ち越すと、
オールスター・ブレイクには、借金5まで返済し、首位に4.5差まで
つめよった。

しかし、反撃はここまで。
8月22日、54勝69敗で、首位まで10.5差になったところで、
リー・エリア監督がクビになり、チャーリー・フォックスが4年間で
4人目の監督となった。

昨年同様の弱体投手陣は改善されなかった。
チーム防御率は、リーグ最低の4.08と、唯一の4点台。
特に先発陣がひどく、完投はたったの9回でダントツのビリ。

シーズン途中でウィリー・ヘルナンデスと交換でフィリーズから
デイック・ルースベンを獲ったが、焼け石に水だった。

50試合以上に登板したのが5人、ビル・キャンベルに至っては、
82試合にも登板するという異常事態を引き起こした。

リー・スミス リー・スミスがリリーフ・エースに成長し、4勝29セーブをあげたが、
ここまで繋ぐのが一苦労だった。

打撃陣は、チーム打率.261でリーグ5位と健闘した。
ライン・サンドバーグは、セイの加入で二塁へ移ったが、
堅実な守りとシュアな打撃を見せた。

レオン・デュラムがケガで精彩を欠いたが、
ジョディ・デービスが.271、24本塁打、84打点とブレイク。
この若い二人で打線を引っ張っていくしかなさそうである。

ずーっと低迷期に入っているカブスが、息を吹き返すのはいつになるのでしょうか。

★月間MVP

8月 メル・ホール

★月間MVP投手

なし

★週間MVP

5月16−22日 ロン・セイ
6月 6−12日 ジョディ・デービス

★タイトル

リー・スミス セーブ王(29)

★オールスター

レオン・デュラム
リー・スミス

★ゴールドグラブ

ライン・サンドバーグ 二塁手

★クラブハイ&ロウ

両チーム最多残塁 31 カブス(17)カージナルス(14) 8月10日(13回)

●1901年ー1983年
6575勝6340敗 .509


<記録 きろく キロク>

●ファーガソン・ジェンキンスの唯一の完投が6月10日のカージナルス戦。
 これが完封で、昨年9月17日からのチーム完封0を69試合で止めた。
 ちなみにワーストは、77年のパドレスの74試合だった。
     ★さすが、カナダの英雄!

●チャック・レイニーの唯一の完投は、8月24日のレッズ戦。
 9回二死までノーヒッターだったが、エディー・ミルナーに打たれてしまった。
 逆に8月3日のカージナルス戦は、5回まで10安打されながら、無失点で勝利投手に。
     ★わからんもんだね〜!

●6月2日のパイレーツ戦。
 2回無死一、二塁からリック・ローデンの打球をとったロン・セイは、
 まず三塁ベースを踏み、二塁から一塁とボールは転送され、トリプルプレイが完成した。
 今季は5回あったが、すべて封殺で決めたのは、この一度だけだった。
     ★絵に描いたようなトリプルプレイですね!


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 ジョディ・デービス
一 ビル・バックナー
二 ライン・サンドバーグ
三 ロン・セイ
遊 ラリー・ボーワ
左 レオン・デュラム
中 メル・ホール
右 キース・モアランド

<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
チャック・レイニー
ディック・ルースベン
ファーガソン・ジェンキンス
デッキー・ノールズ
スティーブ・トラウト

<CLOSER>
リー・スミス

<BULLPEN>
ウォーレン・ブラスター
ビル・キャンベル
マイク・プローリー



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カブスは「子熊」の意味で、
1890年に主力が引き抜かれて、
若いチームになったときに
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なんといってもポリは、かぶりやすいです。
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初の世界一は1907年。
デトロイト・タイガースを破り念願を達成した。
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最後の世界一は、翌08年。
2年連続でデトロイト・タイガースを破り連覇を果たしたが、
その後は、97年間沈黙している。
リーグ優勝も45年が最後。
だから03年は、悔しいよね〜。
オススメ度★★★★