今季も高い評価を受けながら、3位どまりだった。
4月を10勝7敗の3位スタート。
5月末時点で22勝21敗の2い、そして6月末には3差の1位だった。
7月4日にローテーション投手のスコット・サンダーソンが
右手親指のケガで戦線離脱。
ここから、勝てなくなり7月末時点では1.5差ながら4位へ後退。
勝負所の9月22日の首位フィリーズとのダブルヘッダー。
4連勝で2ゲーム差と迫ったが、ベテラン揃いのフィリーズに
連敗して、ズルズルと後退して閉幕してしまった。
昨季同様の「ここ一番の勝負弱さ」が出てしまった。
自慢の投手陣は、エースのスティーブ・ロジャースが苦しみながら17勝。
チャーリー・リーが16勝、ビル・ガリクソンが17勝と先発陣は頑張ったが、
あと一枚左の先発が欲しかったところだった。
リリーフ陣は、切り札のジェフ・リアドン肩の不調で7勝9敗21セーブ、
リアドンをカバーしたのが、ボブ・ジェームスで1勝7セーブと健闘した。
走好守揃った「ザ・ホーク」のアンドレ・ドーソンは、159試合出場で
打率.299、32本塁打、113打点、25盗塁とMVP級の働きを見せた。
主砲のゲーリー・カーターは、ヒジ痛から打率.270、17本塁打、79打点は誤算。
昨年の首位打者アル・オリバーは、打率.300だが、勝負弱さが目立った。
核弾頭のティム・レインズは、打率。298、11本塁打、71打点、90盗塁で
打線を大いに引っ張った。
春先の高評価が生かせない、歯がゆいモントリオール市民は、
来季こそ念願を果たせるのだろうか。
★月間MVP
6月 アンドレ・ドーソン
★月間MVP投手
なし
★週間MVP
5月30日−6月5日 アンドレ・ドーソン
6月20−26日 ティム・レインズ
9月12−18日 ボブ・ジェームス
★タイトル
盗塁王 ティム・レインズ 90
★オールスター
ゲーリー・カーター
アンドレ・ドーソン
アル・オリバー
ティム・レインズ
スティーブ・ロジャース
★ゴールドグラブ
外野手 アンドレ・ドーソン
★クラブハイ&ロウ
1試合最多安打 2チーム−35 Montreal(20)vs SanFrancisco(15) 6月5日
1試合最多本塁打−5 vs NewYork 9月10日
1試合最多本塁打 2チーム−7 Montreal(5) vs NewYork(2) 9月10日
●1969年ー1983年
1118勝1248敗 .473
<記録 きろく キロク>
●大リーグ史上二人目の70盗塁、70打点をマークした
ティム・レインズがサヨナラ打も3本記録した。
6月22日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で
アル・ホランドの交代直後の初球をレフトにサヨナラグランドスラム。
★足が速いだけじゃない、大きいのも打てるんです!
●今季に5安打したのは、両リーグでアンドレ・ドーソンだけ。
4月8日のロサンジェルス・ドジャース戦は、本塁打だ出ず、
6月5日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦は、三塁打が打てずに、
サイクルヒットを逃した。
★4,5安打めを足してサイクルにしたいでしょうね!
●9月26日のカージナルス戦でボブ・フォーシュにノーヒッターをされたが、
その試合の負け投手がスティーブ・ロジャース。
チームの完封負けが13回あるが、4月10日のドジャース戦、
7月14日のアストロズ戦、8月12日のカブス戦のロジャースが先発した
4試合で完封負け(一番多い)、1点だけの援護も3試合あった。
★本当についていない1年でした!
<PRIMARY STARTING LINEUPS>
捕 ジョー・カーター
一 アル・オリバー
二 ダグ・フリン
三 ティム・ウォーラック
遊 クリス・スパイアー
左 ティム・レインズ
中 アンドレ・ドーソン
右 ウォーレン・クロマティー
<PRIMARY PICTHING STAFFS>
<STARTER>
レイ・バリス
ビル・ガリクソン
スコット・サンダーソン
チャーリー・リー
スティーブ・ロジャース
<CLOSER>
ジェフ・リアドン
<BULLPEN>
ダン・シャッツダー
ボブ・ジェームス
ブリン・スミス
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