◆Major League Season PlayBack 1983

CLEVELAND INDIANS(クリーブランド・インディアンス)

アメリカン・リーグ 東地区 7位 70勝92敗 勝率.432


苦戦をしいられそうだ、という予想通りの結果になってしまったが、
一応の補強策を取った。

若手の有望株ボン・ヘイズを出し、名手マニー・トリーヨ、フリオ・フランコらを
フィラデルフィア・フィリーズから交換トレードで加入させた。

新監督マイク・フェラーロは、開幕前に倒れ、やっと復帰したと思えば、
チームの主力トビー・ハラーとのいさかいが勃発した。

そんな苦しい戦いの中、100試合時点で40勝60敗の7月末に
フェラーロはクビにされ、「まるで後ろから撃たれたみたいだ」と言い残した。

その後任には、今季途中でフィリーズを解任されたパット・コラレスを起用するなど
フロントもバタバタ状態となった。

とにかく投手力が弱すぎる。
リーグ13位のチーム防御率4.43。
エースのリック・サトクリフは17勝11敗、4.29とまずまず。
ラリー・ソーレンセンが12勝、ニール・ヒートンが11勝をあげたが、
バート・ブライレブンの7勝10敗、レン・バーカーの8勝13敗は大誤算。
バーカーは、ブレーブスへ放出された。

リリーフでは、抑えのダン・スピルナーが2勝9敗8セーブ、5.07と計算外で
日替わりのリリーフ起用という事態に陥ってしまった。

そんな投手陣を打で救えるかというと、いかんせん長打力不足。
チーム打率.265は、リーグ8位だが、総本塁打86本はダントツ最下位。
そのため、ブリューワーズからゴーマン・トーマスをトレードで獲得したが、
スランプで22本塁打止まりで打率は、.209では。。。

名手トリーヨは、法外な再契約金を要求して、エクスポスへ放出された。

アンドレ・ソーントン

頑張ったのは、アンドレ・ソーントンが、.281、17本塁打、77打点と
移籍のフランコが.273、80打点くらいだった。



フリオ・フランコ こんなゴタゴタ続きで、負け続けるチームに観客も集まるはずもなく、
76万8971人というリーグ最低の観客動員数を記録した。
このため、オーナーが球団を売りに出すという。

はたしてインディアンスはどうなってしまうのだろうか。


★月間MVP

なし

★月間MVP投手

なし

★週間MVP

4月 4日−10日 アンドレ・ソーントン

★タイトル

なし

★オールスター

リック・サトクリフ
マニー・トリーヨ

★ゴールドグラブ

なし

★クラブハイ&ロウ

1試合最多得点 2チーム−27 Cleveland(16)vs Toronto(11) 7月31日

●1900年ー1983年
6552勝6203敗 .514


<記録 きろく キロク>

●7月16日のカンザススティ・ロイヤルズ戦は、20安打17得点で大勝。
 この試合、3番のトビー・ハラーが打点をあげていれば、「全員安打、得点、打点」の
 トリプル記録となるところだった。
 ちなみに前日の試合は、2安打完封負けだった。
     ★打線は、水ものが良く分かります!

●5月31日のシアトル・マリナーズ戦の2回にアンドレ・ソーントンが本塁打。
 実は、この一発は4月9日の開幕戦以来、18試合、チーム639打席ぶりの
 本拠地ミニシュパル・スタジアムでの一発だった。
     ★この間に相手チームは、何発打っていたのでしょうか?!

●観客動員数は、768,971で両リーグ最小。
 1試合10,000人未満が42回もあった。
 50,000人以上入ったのが2度あったが、1度は4月9日の本拠地開幕戦で、
 2度目は7月3日のミルウォーキー・ブリューワーズ戦。
 しかし、7月3日は、試合を見に来たというよりアトラクションの花火が目当て(?!)
 だったようだ。
     ★花火に負けるとは情けない、の一言!


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 ロン・ハッシー
一 マイク・ハーグローブ
二 マニー・トリーヨ
三 トビー・ハラー
遊 フリオ・フランコ
左 パット・タブラー
中 ゴーマン・トーマス
右 ジョージ・ブコビッチ
指 アンドレ・ソーントン
<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
ラリー・ソーレンセン
ニール・ヒートン
バート・ブライレブン
レン・バーカー
リック・サトクリフ

<CLOSER>
ダン・スピルナー

<BULLPEN>
バド・アンダーソン
ホワン・アイケルバーガー
ジェイミー・イースターリー



CLEVELAND INDIANS Goods!

←クリーブランドインデアンズ 1948

1901年に創設。
01年は、ブルーズ、02〜03年はブロンコス、
04〜14年は、ナップスと名乗っていた。
オススメ度★★★★(レアもの)

←New ERA Customized Authentic Cap 1950

安打製造機のナップ・ラジョイをフィラデルフィア・
アスレチックスから獲得。
ラジョイは、移籍して2年連続首位打者を獲得した。
ナップスとは、ラジョイのチームということだった。
オススメ度★★★★(インディアンの顔に注目)

←AC Play Off Momentum Tee

創設後、下位に低迷したが、トリス・スピーカーに出現で
1918,19年と連続2位となる。
そして1920年に初優勝をあげた。
トリス・スピーカーは、兼任監督だった。
オススメ度★★★★(2007年最新版)

←レプリカジャージ

初のワールドシリーズに進んだインデァンス。
相手は、ブルックリン・ロビンス(ドジャース)だった。
劣勢といわれたインディアンスは、5勝2敗で見事世界一に輝いた。
オススメ度★★★★(定番アイテム)

←オーセンティック チームプライド フーディ

その後、「火の玉投手」ボブ・フェラーが登場。
1947年にア・リーグ初の黒人選手ラリー・ドビーがデビュー。
そして、1948年に28年ぶりにリーグ制覇。
そのままの勢いでウォーレン・スパーンがいたボストン・ブレーブスを
4勝2敗で下し、2度目の世界一に輝いた。
オススメ度★★★★()

←エレベーション プレミアジャケット

1975年にフランク・ロビンソンが黒人初の大リーグ監督となった。
低迷期を経て、1995年から1999年まで5年連続地区制覇。
そして、2007年は若手に充実で地区制覇し、ヤンキースをALDSで
下したが、ALSCでレッドソックスに3勝1敗から逆転負けした。
オススメ度★★★★(2008年も強そう)