Players Choice No.8


Ferguson Jenkins(ファーガソン・ジェンキンス) 投手 右投げ右打ち


Ferguson Asthur Jenkins
ファギーことファーガソン・ジェンキンス

1943.12.13生まれ   カナダ・オンタリオ州チャザム出身

1965年、フィラデルフィア・フィリーズでデビュー。
66年にシカゴ・カブスへトレードされて、先発投手になります。

67年から72年まで、6年連続20勝、
カブスにいた73年までに、200奪三振が6回、
最多先発を4回記録してエースになりました。

69年に273奪三振で初タイトル、
71年は24勝で最多勝、30完投(1位)、263奪三振(2位)で
初のサイヤング賞に輝きました。

また、67年のオールスター・ゲームでは6奪三振の快投も演じています。

73年に14勝16敗と負け越して、テキサス・レンジャースへ移籍。

その年、25勝して2度目のタイトルで両リーグで最多勝を達成しました。
さらに、225奪三振(3位)、防御率2.82でカムバック賞にも輝きました。

その後、レッドソックスーレンジャースと渡り歩き
80年まで14年連続2ケタ勝利をマークして
両リーグで100勝した4人目の投手になりました。

82年にカブスへ戻り、
5月25日サンディエゴでのパドレス戦で
3回一死からゲーリー・テンプルトンを空振りの3球三振に切って
大リーグ史上7人目の3000奪三振を達成しました。

2m近い長身から繰り出すムービング・ファーストボールと
絶妙のコントロールを武器に83年まで19年間投げ続けました。

3000奪三振以上で1000四球以下は
唯一、ジェンキンスだけという勲章も持っています。

晩年には、麻薬をめぐるトラブルなどもありましたが、
1991年にカナダ出身として初めて殿堂入りを果たしました。

フィリーズ(1965ー66年)ーカブス(66ー73)ーレンジャース(74ー75)
レッドソックス(76ー77)ーレンジャース(78ー81)ーカブス(82ー83)=19年

【通算記録】
664試合、594先発、267完投、49完封、
284勝226敗7セーブ、4500.2投球回、3192奪三振、
997四球、防御率3.34

【タイトル】
サイ・ヤング賞1回(71年)
最多勝2回(71、74年)、最多奪三振1回(69年)
オールスター3回(67、71、72年)