TRIPLE CROWN WINNERS


MICKEY MANTLE(ミッキー・マントル)

MICKEY MANTLE(ミッキー・マントル)

Mickey Charles Mantle


1931.10.20生まれ1995.8.13没
オクラホマ州スパビノー出身
右投げ左右打ち
外野手


爆発的なパワーでビッグアーチを連発した史上最高のスイッチヒッター。

父のマットが当時人気のあったミッキー・カクレーンの大ファンで
「ミッキー」と名づけられたことは有名。
さらに左利きの祖父と右利きの父から、それぞれ左右打ちを習得し、
生まれながらのスイッチヒッターといわれている。

1951年、ジョー・ディマジオの後を継ぐように大リーグデビュー。
期待の大きさから、一時はマイナー降格も味わうが、翌52年にレギュラーとなり、
打率.311、23本塁打、87打点をマークした。

55年に37本塁打で初の本塁打王。
以降、3度の本塁打王を獲得する。

56年には打率.353、52本塁打、130打点で三冠王を獲得。
132得点、長打率.705、OPS.1.169もリーグ1位となる大活躍をみせ、
アメリカン・リーグMVPに輝いた。

翌57年は、打率.365、34本塁打、97打点と成績はダウンしたが、
2年連続でリーグMVPに輝いた。

ロジャー・マリスとのコンビはMM砲と呼ばれ、61年にはマリスとマントル2人による
ベーブ・ルースのシーズン60本塁打の記録更新が注目されたが、マントルは終盤に故障で離脱、
マリスが記録を更新した。

68年に引退するまで怪我との戦いではあった。
51年のワールドシリーズでスプリンクラーに足をひっかけて膝を痛め、
63年にはフェンスに激突して65試合にしか出場できなかった。
それでも数々のタイトルを獲得しているので、同僚のエルストン・ハワードは
怪我がなければ史上最高の打者になっていただろう」「年間70本も夢じゃなかった」と言う。

通算の打点と安打数は後にエディ・マレーに破られたが、通算536本塁打は
今もスイッチヒッターとしては最多。
ワールドシリーズにおける通算18本塁打、40打点はいずれも大リーグ記録である
(2008年終了時点)。

なおマントルは選手生活を64年限りで止めればよかったと後に語っているが、
これは通算打率が3割を切った事に非常にコンプレックスを持っていたためだという。

MICKEY MANTLE(ミッキー・マントル)

本塁打の飛距離は伝説的なものがあり、球史に残る超特大の一発を何本もを記録している。

1953年4月17日、ワシントン・セネタースの本拠地グリフィス・スタジアムで放った打球は、
スタンドを飛び越えて遥か彼方の場外にまで飛び出して行った。
球団広報が巻尺を用いて飛距離を計測した結果、なんと約172mも飛んでいたことが分かり、
この一件以降、大ホームランはテープメジャー・ショットと呼ばれるようになった。
ただし、この約172メートルにはボールが落下してから転がって移動した距離も含まれており、
正確な飛距離ではないとも言われている。

マントル本人が「私の野球人生の中で最も強烈な打球」と語っているのは、
1963年5月22日にヤンキー・スタジアムでビル・フィッシャーのカーブをとらえたもので、
ヤンキー・スタジアムのライト最上部の鉄傘に直撃して跳ね返り、もう少し打球が高ければ場外ホームラン
だったという驚愕のものである。

このホームランの飛距離については諸説あるが、いかにマントルの飛距離が人間離れしているかが良くわかる。
監督のケーシー・ステンゲルはその天性のパワーがあれば全力で振らなくてもコンパクトなスイングをすれば
確実性もあがるとマントルを幾度となく説得したが、マントルは耳を貸さなかったという。

また、マントルは左打席から一塁まで3.1秒で到達できた俊足で、ドラッグバントも得意としていた。
チームの試合スタイルが変わっていたら、40−40どころか、50−50もできていたとも言われる。
他にも現役時代は指名打者制度がまだなかった(導入されたのは1974年から)ため、もし導入されていれば
もっと長く現役生活を続けられていただろうと言われている。

しかし、祖父・父ともに早くして亡くなったために、早世の家系だと思い込んだマントルは、
その恐怖を紛らわせるために飲酒に走り、晩年には二日酔いの状態でバッターボックスに立つこともあったという。
結局、その飲酒がマントルの現役生活や寿命を縮めたともされ、94年に肝臓癌と診断され入院。
生体肝移植手術を受けたが、癌は全身に転移してしまい翌95年8月13日、63歳で亡くなった。
死の1か月前、記者会見に臨んだマントルは、「私を見ている人は、どうか私の真似だけはしないでほしい」と
言い残している。

ヤンキース一筋の野球人生を過ごしたマントルの背番号「7」は、
引退した翌年の69年にヤンキースの永久欠番になっている。


1974年に殿堂入り。


<通算>
2401試合 8102打数2415安打 344二塁打 72三塁打 536本塁打
1509打点 1677得点 153盗塁 1710三振 1733四球 打率.298=18年

<タイトル>
MVP3回(1956,57,62年) 首位打者1回(1956年) 
本塁打王4回(1955,56,58,60年) 打点王1回(1956年)
得点王6回(1954,56,57,58,60,61年) 最高出塁率3回(1955,62,64)
ゴールドグラブ1回(1962年) オールスター16回(52〜65,67,68年)


Batting Stats
YEAR

1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968

 TEAM

 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees
 NewYork Yankees

  G

  96
 142
 127
 146
 147
 150
 144
 150
 144
 153
 153
 123
  65
 143
 122
 108
 144
 144

 AB

 341
 549
 461
 543
 517
 533
 474
 519
 541
 527
 514
 377
 172
 465
 361
 333
 440
 435

  R

  61
  94
 105
 129
 121
 132
 121
 127
 104
 119
 132
  96
  40
  92
  44
  40
  63
  57

  H

  91
 171
 136
 163
 158
 188
 173
 158
 154
 145
 163
 121
  54
 141
  92
  96
 108
 103

 2B

 11
 37
 24
 17
 25
 22
 28
 21
 23
 17
 16
 15
  8
 25
 12
 12
 17
 14

 3B

  5
  7
  3
 12
 11
  5
  6
  1
  4
  6
  6
  1
  0
  2
  1
  1
  0
  1

 HR

 13
 23
 21
 27
 37
 52
 34
 42
 31
 40
 54
 30
 15
 35
 19
 23
 22
 18

 RBI

  65
  87
  92
 102
  99
 130
  94
  97
  75
  94
 128
  89
  35
 111
  46
  56
  55
  54

 SB

  8
  4
  8
  5
  8
 10
 16
 18
 21
 14
 12
  9
  2
  6
  4
  1
  1
  6

 SO

  74
 111
  90
 107
  97
  99
  75
 120
 126
 125
 112
  78
  32
 102
  76
  76
 113
  97

 BA

 .267
 .311
 .295
 .300
 .306
 .353
 .365
 .304
 .285
 .275
 .317
 .321
 .314
 .303
 .255
 .288
 .245
 .237


★メジャーリーグッズ!


ロストレプリカジャージ
ヤンキース/M.Mantle/ホーム

見ているだけで、大リーガー気分を味わえます!
オススメ度★★★★★


Cooperstown プレーヤーネーム&ナンバーTシャツ
ヤンキース/M.Mantle/Navy

街でも着こなしOKのTです!
オススメ度★★★★★


マクファーレン クーパースタウン 5
ミッキー・マントル バージョン2(ヤンキース)

左よりも右のほうがパワーあり。
オススメ度★★★★★

cover←MAJOR LEAGUE BASEBALL 球史に輝く名場面30選

1905年から2001年のMLB史上に残る名場面を厳選した歴史的作品。
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オススメ度★★★★★
(とにかくいいです。涙が出ます。。。)


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日経ナショナル・ジオグラフィック社刊。
ちゃんと日本語に訳されていますから大丈夫です。
大リーグの歴史とともに、貴重な写真が満載です。
オススメ度★★★★★


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グラフィックがとても美しいと評判の写真集です。
日本人では、NOMOが載っています。
シーズンオフでも見れば血が騒ぎますよ。
オススメ度★★★★★