◆Major League Season PlayBack 1983

BALTIMORE ORIOLES(ボルチモア・オリオールズ)

アメリカン・リーグ 東地区 1位 98勝64敗 勝率.605


14年半に渡って、オリオールズを率いた名将アール・ウィーバーが
勇退し、対照的なジョー・オルトベリの交代したことで注目を集めた。

「自分のやりたいようにするのが、一番いいんだよ」というように
監督のキャラクター通りの明るく、伸び伸びしたチームが出来上がった。

4月は、混戦ながら11勝9敗の1位で好スタート。

しかし、5月中旬から危機が訪れる。
強力投手陣でマイク・フラナガン、ジム・パーマー、ティピー・マルチネスが
戦線離脱して、5月末時点で1.5ゲーム差ながら4位まで後退してしまった。

ここからが粘りのチームの本領を発揮し、18試合を14勝4敗で乗り切り、
6月末で首位のトロント・ブルージェイズと2差の2位へつけ、
オールスター・ブレイクでは、1差まで詰め寄った。

後半戦は、快調に飛ばし17勝6敗で、7月末で1差で首位に帰り咲いた。
が、今季最大のピンチが訪れる。
8月6日から12日まで、なんと7連敗。
1差ながら、またまた4位へ転落してしまう。

混戦の続く中、8月24日がターニング・ポイントになった。

対トロント・ブルージェイズ戦で延長にもつれこんだ試合は、
10回に先に勝ち越されて、3−4と劣勢から、
伏兵レン・サカタがサヨナラ逆転3ラン!!

まさに「奇跡のオーズ」が一気にスパート。
22試合を16勝6敗で地区優勝を勝ち取った。

強力投手陣は、今年も健在で、チーム防御率3.63は2位。
デニス・マルチネス、ジム・パーマーが不振だったが、
スコット・マクレガーが18勝、マイク・フラナガンが12勝、
そして新鋭のマイク・ボデッガーが16勝、ストーム・デービスが13勝と
安定した先発陣に、左のティピー・マルチネスが9勝21セーブ、
右のサミー・スチュワートが9勝7セーブとダブルストッパーも健在だった。

MVPのカル・リプケン・Jr 打では、大リーグを代表するエディー・マレーが
打率.306、33本塁打、111打点でMVP投票2位、
カル・リプケン・Jrは、162全試合で全イニング出場し、
打率.318、27本塁打、102打点でリーグMVPを獲得した。

ツー・プラトーン方式で出場した選手たちも活躍し、
投打ともに安定した戦い方だった。






★月間MVP

9月 カル・リプケン・Jr

★月間MVP投手

7月 スコット・マクレガー

★週間MVP

なし

★タイトル

カル・リプケン・Jr MVP
カル・リプケン・Jr 得点王(121)
カル・リプケン・Jr 最多安打(211)

★オールスター

エディー・マレー
カル・リプケン・Jr
ティピー・マルチネス

★ゴールドグラブ

エディー・マレー 一塁手

★クラブハイ&ロウ

なし

●1901年ー1983年
6074勝6665敗 .477


<記録 きろく キロク>

●83年は、両リーグ最多8本のグランドスラムが出たが、
 ジョン・ローエンスタインが2本放った。
 シーズン終盤の9月10日のヤンキース戦と21日のタイガース戦だった。
 2本とも9回に放った起死回生の一打で、値千金だった。
     ★狂気乱舞!!

●1−0勝ちも両リーグ最多の4度。
 4度とも本塁打の1点を守りきって勝ったもの。
 中でも5月18日のホワイトソックス戦は、7回までリチャード・ドットソンに
 ノーヒットだったが、ダン・フォードが本塁打したこの1点をストーム・デービス、
 ティピー・マルチネスの継投で1安打での勝利に結びつけた。
     ★まさに起死回生!

●マイク・フラナガンは、今季もツインズに2勝して、1977年8月27日からの
 連勝を14にのばした。
     ★ツインズ戦だけに登板したいでしょうね。


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 リック・デンプシー
一 エディー・マレー
二 リッチ・ダウアー
三 トッド・クルーズ
遊 カル・リプケン・Jr
左 ジョン・ローエンスタイン
中 ジョン・シェルビー
右 ダン・フォード
指 ケン・シングルトン

<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
ストーム・デービス
デニス・マルチネス
スコット・マクレガー
マイク・ボディッカー
マイク・フラナガン

<CLOSER>
ティピー・マルチネス

<BULLPEN>
ダン・モロジーロ
ティム・ストッダート
サミー・スチュワート



Baltimore Orioles(ボルチモア・オリオールズ) Goods!

←クーパーズタウン レプリカジャージ

1901年にミルウォーキーブリューワーズとして創設。
翌年には、セントルイス・ブラウンスとなりました。 オススメ度★★★★

←バッティングプラクティスキャップ

マークの鳥は、メリーランド州の州鳥の「ムクドリ」
かぶりやすさは、バッティングプラクティスキャップが一番です。
オススメ度★★★

←レプリカジャージーTシャツ

定番のロゴTです。
オリオールは、ムクドリのことです。
オススメ度★★★★

←バッティングジャージ

これまた、思ったより着やすいのがバッティングジャージ。
Tシャツの上にさっと着れる手軽さがオススメです。
オリオールズには1954年からです。
オススメ度★★★★

←クーパーズタウン ハーフスリーブ シャツ

長い間親しまれてきた「オリオール・バード」
昔は、ヘルメットにもついていました。
1983年が世界一の最後になっています。
オススメ度★★★★