チームカラー(?)なのか、例年のようにスロースタート。
4月を8勝9敗で4位、5月末で18勝24敗。
6月末で32勝39敗の5位と低空飛行だった。
だが、7月のオールスターブレーク後を9勝1敗とすると、
7月を22勝10敗で一気に首位に躍り出た。
8月末でも1差の首位にいたが、最終的に3差の2位で閉幕した。
最大の誤算は、エースのドン・ロビンソンが肩の手術でわずか2勝。
前半戦をジョン・キャンデラリア、リック・ローデン、ラリー・マクウィリアムスだけで
回したために勝ち星が増えなかった。
後半戦にリー・タネルが11勝とホセ・デレオンが7勝と若手が台頭し、活躍した。
抑えのほうも、ケント・テカルビーが7勝18セーブ、 新鋭セシリオ・グアンテが
2勝9セーブをあげ、ロッド・スカーリー、 マニー・サーミエントと屈指の救援陣となった。
打撃陣は昨年より随分と見劣りがした。
6年契約を結んだばかりの主砲ジェイソン・トンプソンが開幕から スランプ、
ビル・マドロックと移籍のリー・マジリの二人がなんとか打っていたが、 これでは勝てない。
だが、マドロックは最終的には4度目の首位打者に輝いた。
期待の二人、ジョニー・レイは打率.283、18盗塁、
トニー・ペーニャは打率.301、15本塁打をマークした。
7年目に突入する名将チャック・タナーが、来季に頂点を目指すことになる。
★月間MVP
なし
★月間MVP投手
なし
★週間MVP
7月25日−31日 ホセ・デレオン
★タイトル
首位打者 .323 ビル・マドロック
★オールスター
ビル・マドロック
★ゴールドグラブ
C トニー・ペーニャ
★クラブハイ&ロウ
なし
●1900年ー1983年
6796勝6103敗 .527
<記録 きろく キロク>
●2安打以下の完投を両リーグ最多で記録したのが
ラリー・マクウィリアムス。
4月9日アストロズ、4月26日ジァイアンツ(1安打)、
7月9日ドジャース、9月20日メッツと封じた。
反対に、1安打に抑えたが勝てなかったのがホセ・デレオン。
7月31日メッツ戦、10回で交代したが、打たれた1安打は、
9回一死からヒュービー・ブルックスに打たれたもの。
★1安打で負けるときも10安打で勝つときもあるのです!
●マイク・イースラーが9月に満塁弾2発。
3日のブレーブス戦は、代打での一発だった。
だが、9月の本塁打は、この2本だけでした。
★これぞ究極の勝負強さ?でしょうか!
●5月までの地元の18試合で観客数が1万人を割ったのが12試合。
5月16日のメッツ戦は、今季両リーグ最低の1970人。
スリーリバース・スタジアムの最低記録を更新した。
★弱いチームには見向きもしないということです!
<PRIMARY STARTING LINEUPS>
捕 トニー・ペーニャ
一 ジェイソン・トンプソン
二 ジョニー・レイ
三 ビル・マドロック
遊 デール・ベラ
左 マイク・イースラー
中 マーベル・ウィン
右 デイブ・パーカー
<PRIMARY PICTHING STAFFS>
<STARTER>
リー・タネル
リック・ローデン
ホセ・デレオン
ラリー・マクウィリアムス
ジョン・キャンデラリア
<CLOSER>
ケント・テカルビー
<BULLPEN>
マニー・サーミエント
セシリオ・グアンテ
ロッド・スカーリー
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