◆Major League Season PlayBack 1983

TEXAS RANGERS(テキサス・レンジャース)

アメリカン・リーグ 西地区 3位 77勝85敗 勝率.475


昨シーズン屈辱的な大敗を喫したレンジャースに、
春先のマスコミの対応は厳しかった。
「レンジャース?そんなチームあったかい?」と
書いた新聞もあったほど、総体的にひどかった。

しかし、新監督のダグ・レイダーの情熱的な采配は、予想を覆した。

開幕8試合を、6勝2敗で飛び出し、4月は12勝9敗の3位スタート。
5月には息切れしたか、借金2ながら3位をキープしていた。

ところが、そこから飛び出し、6月末時点で、なんと首位に躍り出た。
オールスター・ブレークをエンジェルスに2差の首位で折り返し、
「ミラクル成るか」と騒がれ始めた。

だが、座りなれていない首位のイスに疲れたか、後半戦になると、一気に勝てなくなる。
先発陣が揃って崩れ始め、ペースを上げてきたホワイトソックス、ロイヤルズに抜かれ、
結局3位で閉幕した。

チャーリー・ハフ


「異常現象」の主役は、先発投手陣で、ベテランのナックルボーラー、チャーリー・ハフと
リック・ハニカットが、それぞれ15勝と14勝と勝ち星をあげた。
残念だったのは、ハニカットが契約問題で8月にドジャースへトレードされたことだ。

期待されたジョン・ブッチャーとダニー・ダーウィンが6勝、8勝と勝てなかったのが痛かったが、
ここ数年故障に悩まされていたフランク・タナナが7勝をあげたのが、来季へ明るい材料だ。

リーグ13位の打率.255の打撃陣は、
主砲ラリー・パリッシュが打率.272、26本塁打、88打点は及第点だが、
「ミスター・レンジャース」のバディー・ベルが春先からスランプに陥り、
なかなか二人がかみ合わなかったり、2年目のデイブ・ホステトラーはジンクスにはまり
打率.220、11本塁打、46打点と沈んだ。

防御率3.31とリーグ1位の投手陣のおかげで、躍進できたが
典型的「投高打低のシーズン」だった。




★月間MVP

なし

★月間MVP投手

6月 チャーリー・ハフ

★週間MVP

6月13日−19日 ジョージ・ライト
7月18日−24日 リック・ハニカット

★タイトル

なし

★オールスター

リック・ハニカット

★ゴールドグラブ

三塁手 バディ・ベル

★クラブハイ&ロウ

1イニング最多得点 12 vs Oakland 7月3日(15回)

1試合最多安打(延長戦) 22 vs Baltimore 5月14日(延長11回)

1試合最多安打 2チーム(延長戦) 41 Texas(22)vs Baltimore(19) 5月14日(延長11回)

●1961年ー1983年
1628勝2020敗 .446


<記録 きろく キロク>

●7月3日のオークランド・アスレチックス戦で
 延長15回に12点をあげ、延長イニング最多得点を
 マークしたが、この回に2二塁打、3打点をたたいたのが
 元中日ドラゴンズにいたボビー・ジョーンズ。
 この試合は5打数5安打、9月20日のアスレチックス戦での
 逆転サヨナラ2ランと2度の勝利打点は、価値があった。
     ★日本帰りが使えるぞ!ってなりました!

●7月3日は、チーム21安打だったが、
 今季最多は、5月14日のオリオールズ戦の22安打。
 しかし、投手陣がオリオールズ打線に19安打されて、
 結果は、11−14で敗戦。
     ★トホホ。。。!

●9月5日のツインズ戦で4番ラリー・パリッシュが
 チーム7得点中6打点をたたいたが、10日のマリナーズ戦では
 2番バディ・ベルがチーム3安打を一人で放ち、ブライアン・クラークの
 ノーヒッターを阻止した。
     ★そういう相性ってあるんですよね〜!


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 ジム・サンドバーグ
一 ピート・オブライエン
二 ウェィン・トールソン
三 バディ・ベル
遊 バッキー・デント
左 ビリー・サンプル
中 ジョージ・ライト
右 ラリー・パリッシュ
指 デイブ・ホステトラー

<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
マイク・スミスソン
チャーリー・ハフ
ダニー・ダーウィン
フランク・タナナ
リック・ハニカット

<CLOSER>
オーデル・ジョーンズ

<BULLPEN>
ジョン・ブッチャー
デイブ・シュミット
デイブ・トービック



TEXAS RANGERS Goods!


NEW ERA オーセンティック パフォーマンス ニットキャップ

1961年にワシントン・セネタースとして創設。
このセネタースは、二代目のセネタースだった。
61勝100敗で同率9位という成績だった。
オススメ度★★★★


New ERA カスタマイズドキャップ 1985-93

1969年からあのテッド・ウイリアムスが監督に就任。
この年に86勝76敗と初の勝ち越しで4位に。
72年まで指揮を取った。
オススメ度★★★★


Tech Fleece Pullover

72年からダラス=フォートワース市に移転。
73年にはホワイティ・ハーゾク、デル・ウィルバー、
ビリー・マーチンと1年で3人の監督交代劇があった。
オススメ度★★★★


レプリカ ゲーム ジャージ

74年に5ゲーム差の2位、77年が8ゲーム差、
78年が5ゲーム差の2位と着実に力をつけていった。
オススメ度★★★★


オーセンティック サーマ ベース プレミアジャケット

94年にストライキでシーズンが打ち切りになり、
52勝62敗の負け越しで球団史上初の地区優勝。
だが、ポストシーズンも中止となった。
オススメ度★★★★


2010 チーム ウォール カレンダー

95年にジョニー・オーツが監督に就任。
96,98,99年と地区制覇もすべてALDSで敗退。
以降、ポストシーズン進出はない。
典型的な打高投低の解消が課題となっている。
オススメ度★★★★