◆Major League Season PlayBack 1983

DETROIT TIGERS(デトロイト・タイガース)

アメリカン・リーグ 東地区 2位 92勝70敗 勝率.568


1979年途中に就任したスパーキー・アンダーソンが、
「5年で優勝出来るチームにする」と公約した5年目シーズン。
優勝は出来なかったが、前年の83勝から9勝を積み上げ、6差の2位は立派。

戦前の予想では、優勝候補にあげられていたが、出だしでつまづいた。

主砲の4番ランス・パリッシュがスランプに喘ぎ、それに合わせて
先発陣も不振になってしまった。

4月は8勝9敗の4位、5月末で22勝23敗で6位と苦しんだ。
この苦しい時期に踏ん張ったのが、リリーフ陣。
最初の36勝のうち、リリーフ陣で12勝12セーブだった。

6月からは、地区全体でダンゴレースになり、
抜け出すチームがなかったのが幸いした。

チーム力を計る上で、センターラインの強さがあるが、
タイガースはリーグ屈指のセンターラインがあった。

二塁ルー・ウィテカー、遊撃アラン・トラメル、中堅チェット・レモンに
捕手のランス・パリッシュだ。

4人がゴールドグラブ級の守備を誇る。

ルー・ウィテカー



さらに、今季はウィテカーが打率.320、トラメルが打率.319で
リーグ3,4位と打線も引っ張った。

パリッシュは前半スランプで苦しんだが、27本塁打、114打点。
ここに、期待の大砲カーク・ギブソンがからめば、優勝もみえたのだが、
打率.227、15本塁打、51打点では。。。。

アンダーソンが信頼するジャック・モリスは20勝、2番手ダン・ペトリーが
19勝をあげたが、3番手ミルト・ウィルコックスが11勝と
勝ちの計算できる投手が2人だけというのが響いた形だった。

さらに、前半がんばりすぎたのか、リリーフ陣が機能しなくなり、
復活したオーレリョ・ロペスが最後の1ヶ月でわずか1セーブしかあげられず、
ストレッチでスパートすることが出来なかった。

しかし、確実に強くなったタイガースは、来季に72年以来の優勝をかける。




★月間MVP

6月 ルー・ウィテカー

★月間MVP投手

8月 ジャック・モリス

★週間MVP

4月11日−17日 ミルト・ウィルコックス
6月 6日−12日 ルー・ウィテカー

★タイトル

奪三振王 232 ジャック・モリス

★オールスター

オーレリョ・ロペス
ランス・パリッシュ
ルー・ウィテカー

★ゴールドグラブ

 C ランス・パリッシュ
2B ルー・ウィテカー

★個人ハイ&ロウ

1試合最多安打 5 ラリー・ハーンドン vsCalifornia 7月11日
          アラン・トラメル vsCalifornia 7月24日(12回)

1試合最多奪三振 12 ジャック・モリス vsNewYork 8月13日

●1901年ー1983年
6613勝6162敗 .518


<記録 きろく キロク>

●82年は、3割打者がいなかった(100試合以上の出場)が、
 83年は、一気に4人がクリアした。
 二塁手のルー・ウィテカーが.320、遊撃手のアラン・トラメルが
 .319とリーグ3位と4位につけた。
 キーストン・コンビでは、1948年のボストン・ブレーブスの
 エディー・スタンキー二塁手が.320、アルビン・ダーク遊撃手が
 .322を記録して以来の高打率だった。
     ★すぐれた二遊間がいるところは、強いのです!

●エースのジャック・モリスが1973年のジョー・コールマン以来
 球団10年ぶりの20勝、さらに71年のミッキー・ロリッチ以来の
 奪三振王にも輝いた。
 2ケタ奪三振は、リーグ最多の4度、8月13日のヤンキース戦では、
 自身最多の12奪三振だった。
     ★20勝と最多奪三振って難しいんですね!

●5月14日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦では、7点差をひっくり返して
 逆転勝ちしたが、9月20日のボルチモア・オリオールズ戦では、初回に11点の猛攻。
 一死から、アラン・トラメルから四球をはさみ、10連続安打のリーグタイ記録をマークした。
     ★打撃のチームは、勢いに乗ると怖い!


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 ランス・パリッシュ
一 エノス・カベル
二 ルー・ウィテカー
三 トム・ブルッケンス
遊 アラン・トラメル
左 ラリー・ハンドン
中 チェット・レモン
右 グレン・ウィルソン
指 カーク・ギブソン

<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
ジャック・モリス
ミルト・ウィルコックス
ホワン・ベレンゲア
ダン・ペトリー
デイブ・ロゼマ

<CLOSER>
オーレリョ・ロペス

<BULLPEN>
ダグ・ベアー
ハワード・ベイリー
デイブ・ガンパート



DETROIT TIGERS Goods!


オーセンティック
サーマ ベース プレミアジャケット 2008 Home

2008年のDETは、派手な補強で優勝候補だったが、
中地区最下位に転落した。
来季は、雪辱を期す。
オススメ度★★★★


レプリカ ゲーム ジャージホーム

1900年までは、ナショナル・リーグに所属。
01年のアメリカン・リーグ創設時に移籍した老舗球団。
オススメ度★★★★


オーセンティック サーマベース
ロード プロパティ ヘビーウェイト フーディー

昔、ストッキングは、単色だったが、
1889年に二色のだんだら模様にしたところ、
「トラの皮の模様の靴下」と呼ばれ、「タイガース」となった。
オススメ度★★★★


NEW ERA オーセンティック パフォーマンスニットキャップ

タイ・カッブ、ヒューイ・ジェニングス、
サム・クロフォードらがいた1907−09年は、
3連覇で全盛時代だった。
オススメ度★★★★


New ERA カスタマイズドキャップ(W.S Patch)
1984 デトロイト タイガース

スパーキー・アンダーソン監督が史上初となる
両リーグで世界一になった。
2006年は、あと一歩で世界一になれず。
オススメ度★★★★