グリフィス・オーナーが全くといっていいほど、
金をかけないチーム。勝てるわけがない。
しかし、春のオープン戦では良かった。
チーム打率.323で17勝6敗。
この勢いでシーズンインし、4月は11勝11敗の5割。
しかし、5月に入り、6連敗すると、お決まりのコースへ。
以降は、浮上のきっかけもなく、5位タイで閉幕した。
打撃陣は悪くない。

昨年、新人で4番を打ったケント・ハーベックが打率.297、16本塁打、84打点。
前後を打ったゲーリー・ワードが打率.278、19本塁打、88打点。
トム・ブルナンスキーが打率こそ.227だが、28本塁打、82打点。
ミッキー・ハッチャーが打率.317、デイブ・イングルが打率.302をマークした。
一方、投手陣は頼りなかった。
一時は防御率が5点台にもなる事態で、最終的な4.66はリーグ最下位だった。
その中で、ブルージェイズを解雇されたケン・シュロームが15勝8敗と奇跡の数字をマーク。
ボビー・カスティーヨが8勝12敗と苦しみ、アル・ウィリアムスは11勝15敗、
フランク・バイオーラが7勝15敗と負けが多かった。
しかし、抑えのロン・デービスは5勝30セーブは立派の一言。
レン・ホワイトハウスも7勝とよくがんばった。
あまりの不甲斐なさに、記者たちが、「今日は何人入るか?」なんてカケをやる始末。
オーナーの反金権主義を多少なりとも緩和しなければ、来季も厳しい状況である。
★月間MVP
なし
★月間MVP投手
なし
★週間MVP
なし
★タイトル
なし
★オールスター
ゲーリー・ワード
★ゴールドグラブ
なし
★クラブハイ&ロウ
1試合最多本塁打(2チーム) 6 Baltimore(6)vsMinnesota(0) 9月3日
●1901年ー1983年
6072勝6670敗 .477
<記録 きろく キロク>
●ホワイトソックスのホーム17連勝を阻止したのがツインズ。
9月19日に7−5で勝利したものだが、勝利投手マイク・ウォルターズは、
これが今季の唯一の勝ち星だった。
★まさに値千金とはこのことか!
●5月23日から25日のオリオールズ3連戦に3連勝。
敵地ボルチモアで連戦に全勝したのは、ミネソタ移転後初の出来事だった。
★象にも蟻が勝てる、ということです!
●新人ティム・タフルは、9月14日のホワイトソックス戦で1−0の勝利での
サヨナラヒットを打ったが、1日おいた16日のブルージェイズ戦では、
初回先頭打者本塁打で大リーグ1号を叩いた。
8回にも2号、他に1三塁打、短打2本の5安打をマークした。
すべて本塁を踏み、今季大リーグ唯一の5得点を記録した。
★勢いとは怖いものです!
<PRIMARY STARTING LINEUPS>
捕 デイブ・イングル
一 ケント・ハーベック
二 ジョン・カスティーノ
三 ゲーリー・ガイエティ
遊 ロン・ワシントン
左 ゲーリー・ワード
中 ダレル・ブラウン
右 トム・ブルナンスキー
指 ランディ ・ブッシュ
<PRIMARY PICTHING STAFFS>
<STARTER>
アル・ウイリアムス
ボビー・カルティーヨ
ブラッド・ヘブンズ
フランク・バイオーラ
ケン・シュローム
<CLOSER>
ロン・デービス
<BULLPEN>
ジャック・オコーナー
レン・ホワイトハウス
リック・ライサンダー
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