◆Major League Season PlayBack 1983

CHICAGO WHITESOX(シカゴ・ホワイトソックス)

アメリカン・リーグ 西地区 1位 99勝63敗 勝率.611

CHICAGO WHITESOX(シカゴ・ホワイトソックス)


リエントリー・ドラフトにかかったフロイド・バニスターを獲得し、
前評判の高かった投手陣だったが、そのバニスターが前半戦サッパリで
苦しい前半戦となった。

4月は、8勝10敗の6位スタート。
5月末時点でも借金5の5位と低迷。

この時点でトニーラルーサ監督の解任の噂が飛び出したが、
結局は、思いとどまったようであった。

6月になり、カールトン・フィスクを2番に固定してから、勢いが出た。

オールスター・ブレーク前の18試合を13勝5敗とすると、
それまで上位にいたテキサスやカリフォルニアが調子を落とし、
7月末時点では、3.5差の首位にいた。

そして9月17日に地区優勝一番乗りを果たした。

サイヤング賞 最多勝ラマー・ホイト エースは昨年19勝したラマー・ホイトで、24勝10敗。
リチャード・ドットソンも22勝をあげて、2人の20勝投手を出した。

前半不調だったバニスターは、ブレーク以降は13勝1敗で16勝。
ブリット・バーンズは、10勝だったが、40歳のジェリー・クーズマンが
11勝をあげたのは、嬉しい誤算だった。

リリーフ陣もデニス・ランプが15セーブ、ロッド・バラハスが12セーブと
チーム防御率3.67でリーグ3位となった。


新人王ロン・キトル 打撃陣では、新人王ロン・キトルが35本塁打、100打点をあげ、
楽になったグレッグ・ルジンスキーが32本塁打、95打点。

2番打者のフィスクは、.288、26本塁打、86打点。
3番ハロルド・ベインズは、20本塁打、99打点、22勝利打点で
勝利打点王と勝負強さを発揮した。

これに途中移籍のフリオ・クルーズの24盗塁(シーズン57盗塁)、
ルディ・ロウの77盗塁の機動力が加わり、戦いを有利にした。

勝利打点王ハロルド・ベインズ しかし、一時解雇されかけたラルーサが残ったおかげで、
リーグ9位のチーム打率ながら、好采配で優勝出来たといえる。
その証拠に、ラルーサは最優秀監督賞を受賞した。

★月間MVP

なし

★月間MVP投手

9月 リチャード・ドットソンbr>

★週間MVP

8月22−28日 ラマー・ホイト 2完投勝利
9月 5−18日 ハロルド・ベインズ 打率.406

★タイトル

サイヤング賞  ラマー・ホイト
最多勝利  ラマー・ホイト
最多勝利打点  ハロルド・ベインズ
新人王  ロン・キトル

★オールスター

ロン・キトル

★ゴールドグラブ

なし

★クラブハイ&ロウ

Longest Winning Streak(連勝)−8 9月5日−13日

●1901年ー1983年
 6419勝6318敗 .504


<記録 きろく キロク>

●グレッグ・ルジンスキーの32本塁打は、ジム・ライス、アンドレ・ソーントンらの
 31本を抜いて、指名打者の新記録となった。
 さらに、6月25日のミネソタ・ツインズ戦と8月28日のボストン・レッドソックス戦で
 地元コミスキー・パークの場外に叩き出し、自身通算3本となった。
     ★さすが、「ブル(雄牛)」とあだ名がつくわけだ!

●圧倒的にホームで強いが、昨年が49勝31敗だったが、今年は55勝26敗、勝率.679。
 ちなみにロードでは、勝率.543で、8月27日から9月18日までホームで17連勝しました。
     ★ホーム&アウェイの色が、濃く出てますね!地元の声援は心強い!

●5月8日のクリーブランド・インディアンス戦。
 投手のスティーブ・ミューラが3暴投、カールトン・フィスクがパスボール、
 さらにチームで6失策と合計で11失策。今年最多の13失点で大敗した。
     ★草野球並みですな〜!


<PRIMARY STARTING LINEUPS>

捕 カールトン・フィスク
一 マイク・スクワイアーズ
二 フリオ・クルーズ
三 バンス・ロー
遊 ジェリー・ディブジンスキー
左 ロン・キトル
中 ルディ・ロー
右 ハロルド・ベインズ
指 グレッグ・ルジンスキー

<PRIMARY PICTHING STAFFS>

<STARTER>
フロイド・バニスター
ブリット・バーンズ
ジェリー・クーズマン
ラマー・ホイト
リチャード・ドットソン

<CLOSER>
デニス・ランプ

<BULLPEN>
ホワン・アゴスト
ディック・テッドロー
サローメ・バロハス



Chicago WhiteSox Goods!

←NEW ERA クーパースタウンキャップ

80年代にホワイトソックスが使用。
でかいSOXマークは、今だと少々野暮ったいか。
ユニフォームも然り。
オススメ度★★★★

New Era MLB Customized W.S.1917 Home Chicago White Sox

←1906年以来、11年ぶりの世界一になった1917年。
投では、エディー・シコット、レッド・フェイバー、
打では、エディ・コリンズ、ジョー・ジャクソンを擁し、
名将ジョン・マグロー率いるニューヨーク・ジァイアンツを
4勝2敗で下した。
オススメ度★★★★

←Photo File MLB 8×10 フォトフレーム コミスキー・パーク

1910年開場のオールドパーク。
収容人員は、43,931人を誇った。
1990年をもって、お役ごめんとなった。
オススメ度★★★★

←オーセンティックデディケーション Tシャツ

名前の通り、レッドストッキングスに対抗し、
ホワイトストッキングスと命名した。
ライバルが短縮したのを受け、こちらもやや短縮した。
オススメ度★★★★

←オーセンティック クールベースバッティングプラクティス ジャージ

2005年に88年ぶりの世界一となった。
イグチが入団1年目で世界一という幸運に恵まれた。
オジー・ギーエン監督が、スモール・ボールをチームのモットーにし、
全体が上手く機能した結果だった。
オススメ度★★★★

←クーパーズタウンコットンジャージ

ホワイトソックスで忘れては、いけない事件がある。
「ブラックソックス・スキャンダル」
1919年のワールドシリーズでの八百長疑惑だ。
関与した8選手は、今も永久追放のまま。
少年の放った「嘘だといってよ!ジョー」は有名な言葉である。
実際八百長は、あったらしいが、オーナーに対する約束違反に端を発した、
という説が、今では真実とされている。
オススメ度★★★★